作業療法士(OT)に転職したいけどどうしたらいい?
作業療法士(OT)の転職サイト・エージェントはどれがいいの?
作業療法士(OT)の転職サイトっていろいろあるけど実際にはどれがいいのだろう、と悩む場合もあるでしょう。
今回は、作業療法士(OT)の転職サイトを選ぶ時の6つのポイントやおすすめの転職サイト・エージェント8選、実際にサイトを利用する流れについて紹介します。
結論、作業療法士へ転職するなら「PTOT人材バンク」がおすすめ。
作業療法士の転職エージェントの中でも最大級の規模を誇り、業界トップクラスの求人数を保有しています。
本記事を最後まで読んでいただくと、あなたに最適な転職サイトの選び方、受けられるサービス内容についてお分かりいただけるでしょう。
おすすめな人 | おすすめの転職サイト・エージェント |
---|---|
たくさんの求人数の中から探したい人 | PTOT人材バンク |
大手で実績のある転職サイトから探したい人 | マイナビコメディカル |
他にはない独占求人や非公開求人を探したい人 | PTOTSTワーカー |
本記事では「お客様の声の一部を掲載しています」
1. あなたに合う作業療法士(OT)の転職サイトを選ぶ6つのポイント
「作業療法士に転職したいけど、転職サイト・エージェントが多すぎて決められない」
このような悩みを持っている方も少なくないでしょう。
あなたの条件に合う求人が見つかりやすいようなサイトを選ぶには、紹介する6つのポイントを押さえておくのがおすすめ。
そうすれば、あなたに合わない転職サイト・エージェントを排除して、本当に適したサイトだけに出会えるはずです。
特に、転職は未経験という方なら知っておくべきポイントと言えるでしょう。
1-1. 転職サービスサイトの種類
転職サービスのサイトには、下記2つの種類に分けられます。
- サイト型
- エージェント型
それぞれ特徴が違うため、自分に合ったサイトをまずは選ぶことが重要。
詳しいサポート内容は下記で説明します。
1-2. 未経験でも安心できるサポート内容
求人だけ閲覧したいなど、自分のペースで転職活動をしたい人にはサイト型がおすすめ。
サイト型の転職サイトは、求人情報が掲載されており、求人検索や応募、企業とのやりとりなど転職活動に関わるすべてのことを自分で行う必要があります。
一方で、自分で転職活動することが不安でサポートが欲しいという方はエージェント型がおすすめ。
エージェント型の場合は、登録した後にキャリアアドバイザーと面談を行い、あなたに合った求人を紹介してもらえます。
他にも、応募書類の添削や面接対策、面接調整から転職先とのやり取りなどを代行してもらえるのも大きな特徴の一つ。
担当のキャリアアドバイザー(キャリアパートナー)がついてくれるので安心と言えるでしょう。
転職は未経験という方なら、充実したサポートがあるエージェント型の転職サービスサイトを選んでおくと安心です。
1-3. 求人数の多さ
求人数ができるだけ多いサイトに登録することが転職への近道。
それだけ自分が求める条件に合う求人を見つけやすくなります。
作業療法士(OT)の求人の量が少なくとも1,000件以上の求人が掲載されている転職サイトを利用してみるといいでしょう。
地域だけでなく、条件が合う求人が多いかどうかがもポイントです。
1-4. 情報量の多さ・質の高さ
転職サイトを選ぶにあたって、求人の量だけではなく、情報量や質もチェックしておく必要があるでしょう。
給与や就業時間などの求人票に最低限記載されていること以外にも、下記のような情報を知れることはメリットです。
- 残業
- 年齢層
- 職場環境
- 有給消化率
以上の内容がしっかり記載されており、かつ平均残業時間の少なさや有休消化率の高さが数値としてあれば、質の高い求人と言えるでしょう。
転職サイトが、企業側からどれだけ求職者が知りたい内容を公開できているかで、情報量が異なります。
そのため、 情報量の多さや質の高いサイトを選ぶのがおすすめ。
1-5. 勤務地の網羅性
求人数が多くても、自分が希望する勤務地の求人案件が少なければ意味がありません。
サイトによっては、首都圏や主要都市のみの求人に特化しているものもあるので注意しましょう。
登録前に検索できるのは公開求人のみですが、求人検索では、地域や職種に絞って検索できます。
転職に失敗しないためにも、あなたが働きたいエリアの求人がしっかりあるかどうかはあらかじめ確認しておきましょう。
1-6. キャリアアドバイザーとの相性
最後にキャリアアドバイザーとの相性も重要なポイント。
エージェント型は前述したように、担当キャリアアドバイザーが付きます。
求人紹介から転職先を決めるときまでの一連の流れにおいて、その担当の方とやりとりします。
そのため、担当者との信頼関係が築けないと転職自体が難しくなるでしょう。
しかし、実際に話してみないと相性はわからないので、その場合はいくつか複数の転職サイトに登録してみてください。
合わないと感じたら、担当者を変えてもらうよう希望を出すのも一つの手段です。
2. 作業療法士(OT)のおすすめ転職サイト・エージェント8選
サービス名 | PTOT人材バンク | マイナビコメディカル | PTOTキャリアナビ | GUPPY | PTOTSTワーカー | PT-OT-ST.NET | MEDFit | コメディカルドットコム |
作業療法士求人数 | 約14,000件 | 約12,000件 | 公開なし | 約14,000件 | 約17,000件 | 約1,000件 | 約1,000件 | 件3,400件 |
サイトの種類 | エージェント型 | エージェント型 | エージェント型 | サイト型 | エージェント型 | エージェント型 | エージェント型 | サイト型 |
サポートの充実度 | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ |
口コミの評価 | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ |
公式サイト | 無料で登録 | 無料で登録 | 無料で登録 | 無料で登録 | 無料で登録 | 無料で登録 | 無料で登録 | 無料で登録 |
詳細 | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら |
「作業療法士に転職したいけど、どのサイトを使えばいいかわからない」
このように感じている方も多いでしょう。
筆者が30以上のサイトを参考にし、求人数が1,000件以上あるサイト8選を厳選しました。
求人数があまりにも少ないサイトだと、あなたに合う求人に出会える確率が低くなるため、十分な求人数があるものを選ぶようにしましょう。
各転職サイト・エージェントにはそれぞれの強みがあるため、あなたに合うサイトが見つかるはずです。
※記事内に「お客様の声の一部を掲載しています」
2-1. PTOT人材バンク
自分に合った好条件の求人をすぐに見つけて転職したいという方におすすめ。
PTOT人材バンクは、業界トップクラスの求人数を誇るリハビリ職に特化した転職サイトです。
運営元である株式会社エス・エム・エスは医療・介護業界で人材サービスを10年以上展開。
総合病院やリハビリテーション病院、老人ホームやデイケアなど介護施設の求人情報も多く掲載されています。
非公開求人や高収入・好条件の優良案件が多いのが特徴で、利用者数も年間11,000人以上と実績も豊富で安心。
作業療法士(OT)の専任キャリアアドバイザーが担当してくれ、求人票では分からない職場の雰囲気や年齢層などを教えてもらえます。
すぐに転職したい場合にも、豊富な求人量を生かして相談に乗ってもらえるでしょう。
PTOT人材バンクの神戸担当と岡山担当のオペレーターと話したけど、電話応対が非常に上手。リハで転職考えてる人は電話してみればわかる
※X(旧Twitter)より抜粋
PTOT人材バンクのサイト見てたんだけど、めちゃくちゃ電話かかって来て困る…
番号変えて何回もかけてくる……
※X(旧Twitter)より抜粋
2-2. マイナビコメディカル
経験豊富なアドバイザーから丁寧なサポートが受けられるので、安心して転職したいという方におすすめ。
マイナビコメディカルは、医療業界の中でもリハビリ職であるコメディカルの転職に特化した転職サイト。
人材サービス業大手の株式会社マイナビが40年以上にわたて運営しているため、医療機関からの信頼を積み上げています。
全国にある優良案件を多く保有しており、質の高さに定評があるのです。
また、一定の基準を満たした事業者のみが認定される優良事業者認定を取得しており、安心してサービスを利用できるでしょう。
田舎なのに土日休みの求人見つけて嬉しい!!
※X(旧Twitter)より抜粋
マイナビコメディカル私使いましたけど、ちょっとガンガンで、きっと紹介するノルマがあるんだろうなあと思って断りにくかったけどなかなかきつかったです
※X(旧Twitter)より抜粋
2-3. PTOTキャリアナビ
気軽にアドバイザーと連絡が取れて、首都圏の求人を探している方におすすめ。
PTOTキャリアナビは、リハビリ系職種専門の転職サイトです。
求人案内から年収査定、面接日の調整代行など、転職活動にまつわる様々なサポートを受けられます。
やり取りはLINEを通して行われるため、気軽に悩みを相談可能。
比較的新しいサービスで、都心部に求人が集中しているので、一都三県や関西エリアで探している方におすすめです。
電話やメール、LINEなど求職者の都合に合わせた方法でコミュニケーションを取れるので、密に連絡を取りたい方にもぴったり。
2-4. GUPPY
細かい希望の求人を見つけて、自分のペースで転職活動したい方におすすめ。
GUPPY(グッピー)は、株式会社グッピーズが運営する医療求人と介護求人、福祉求人を掲載している転職サイト。
2000年にサービスをスタートした作業療法士(OT)の求人情報も多数掲載。
雇用形態や給与のような基本的な条件の他に下記のような細かい条件を入力して求人情報を検索できます。
- 残業少なめ
- 週休2日以上
- ブランクOK
- 育児支援制度あり
また、簡単な設問に答えることで自分の特性や傾向を分析できる適正診断の受講が無料。
20分程度で完了できる診断サービスで、半年に一度受けることができ、自己分析に活用できます。
その他、会員登録するとスカウトを受けられたり、匿名での問い合わせができたりといった機能を活用可能。
そのため、自分のペースで転職活動したい人におすすめと言えるでしょう。
転職活動の際に登録させてもらったのですが、会員登録すれば利用できる適性診断が結構面白かったですね。自分ではあまり分析できない部分までしっかり分析してもらえますし、それを踏まえて自分の性格や強みをアピールできるようになるところはとてもよかったです。ただ積極的に自分で求人を見つけていかなければいけないところは大変でした。
※みん評より抜粋
使い心地としてまあまあといったところです。サイトトップページにある検索フォームから勤務地などの条件で調べられるのが良かったです。特に希望する給与は細かい単位で設定でき、年間休日も日数で指定できるのが便利でした。そして適性診断というものを無料で利用できるので、その結果を元に自分に合った仕事を検討できました。ただこのサイトに登録する前に利用方法に関して問い合わせたのですが、その際の対応が事務的だったのが少し不満でした。
※みん評より抜粋
2-5. PTOTSTワーカー
多くの求人の中から、経験豊富なアドバイザーがサポートしてくれるので転職活動に不安な方にもおすすめ。
PTOTSTワーカーは、医療ワーカーグループが運営しているリハビリ職の転職に特化したサービス。
リハビリ職向けの転職サービスの中ではトップクラスの求人数を誇り、独占求人や非公開求人なども多数保有。
病院・クリニック・リハビリ施設などと密接な関係です。
そのため求人票に載っていない職場環境、職場の雰囲気などの生の現場の情報を教えてもらえるのが魅力。
転職に関しては、作業療法士(OT)専門のキャリアアドバイザーが希望条件から入職までサポートしてくれます。
入職した後も、アフターフォロー体制が整っているので、はじめての転職にもおすすめ。
PTOTSTワーカーの専用コンサルタントの特徴は、
理想の職場を導いてくれるコーチング力が高いことや、市場のニーズを把握しているので情報量が圧倒的に多いです!
※X(旧Twitter)より抜粋
うっかりPTOTSTワーカーとやらに登録してしまってから平日の朝昼夕と1日3回掛かってくるんだけどニートじゃねぇんだから出れるわけないだろ。
※X(旧Twitter)より抜粋
2-6. PT-OT-ST.NET
求職者専用の掲示板で情報交換できるので、はじめての転職活動の方にもおすすめ。
PT-OT-ST.NETは、株式会社PT-OT-ST.NETが運営しているリハビリ職のための転職サイトです。
全国47都道府県にサービス展開しているので、地方在住の方にも一押し。
PT-OT-ST NETでは求職者用の掲示板を利用できるのが他のサイトと大きく違う点です。
作業療法士としての仕事に関する悩みや疑問について、匿名で気軽に情報交換できるので、利用者からも好評。
調査中
2-7. MEDFit
好条件の求人がたくさんあり、専門知識を持ったアドバイザーがサポートしてくれます。
MEDFit(メドフィット)は医療・介護分野専門の転職サイトです。
PT、OT、ST専門としているキャリアアドバイザーがいるので、リハビリ職専門の転職サイトと変わらない細やかな転職サポートを受けられます。
大きな特徴として、求人の質が高く、好条件の求人を多く保有。
また、正社員からアルバイト・パートなどどんな雇用形態でも個別の希望に合わせた求人を提案をしてくれるでしょう。
対応のスピード感には定評があり、登録から最短3日での入職も可能です。
2-8. コメディカルドットコム
スカウト機能やマッチング機能を駆使して、自分のペースでの転職活動が可能。
コメディカルドットコムは、セカンドラボ株式会社が運営している日本最大級の医療・福祉系転職サイト。
転職エージェントとは異なり、専任のアドバイザーが相談に応じるなどのサービスはありません。
登録すると、個人情報が非公開であってもスカウトを受けられます。
マッチング機能という求職者と求人の相性を診断し、ピッタリの求人をすぐに見つけられるサービスがあり、便利だと好評。
WEB上で企業の人事担当者と直接やり取りができるので、エージェントに頼らずとも理想的な求人をみつけられます。
どこの求人サイトよりも分かりやすく詳しく書いてあって見やすかったです。
※コメディカルドットコムより抜粋
直接質問やチャットができるため他のサイトより使いやすく転職の進みが楽であった
※コメディカルドットコムより抜粋
3. 作業療法士(OT)の転職サイト・エージェントを利用する3つのデメリット
どの転職サイトや転職エージェントを利用するにしても、デメリットはつきもの。
自分の条件に合う作業療法士の求人先に転職し、生活を良くしていきたいと思っても、見つからなかったら意味がありません。
あらかじめ転職サイト・エージェントを利用するデメリットを知っておけば、求人選びに失敗する確率は低くなるでしょう。
作業療法士の転職サイトに登録する前に、参考にしてみてください。
3-1. 連絡が頻繁にくる
登録直後から面談の日程調整や、求人紹介などで頻繁に転職サイト側から連絡がくることが多々あります。
転職を考える人の多くは現在の仕事をしながら探しているはず。
仕事中に電話やメールが頻繁にきてやりとりをしなければならないのは少々負担に感じることもあるでしょう。
しかし働きながら転職活動をするということは少なからず、時間を取られてしまうものです。
最短距離で転職先を探せるように集中して行うといいでしょう。
3-2. 自分のペースで進められない
転職エージェントに関しては、自分のペースで転職活動を進めづらいというデメリットがあります。
自分が応募したい求人があっても、担当者が選考に通らなそうだと感じた場合、選考自体を受けられないことがあるのです。
また担当者のノルマのために、求職者の意向とは違った提案をしてくるケースも。
じっくり考える時間も与えられず、やや強引に転職させようとするキャリアアドバイザーも少なからず存在します。
転職エージェントは完全無料ですが、求職者が入職すると企業側から仲介手数料を受け取る仕組みのため、転職を急かされることもあるでしょう。
時間をかけてマイペースに転職活動をしたい方にとっては、スピード感などの対応が少々煩わしいと感じるかもしれません。
マイペースに転職活動を進めたいなら、「GUPPY」のような転職サイトを利用するのがおすすめです。
3-3. 担当者によって知識の違いがある
転職エージェントの場合、満足できるかどうかは担当者のスキルや知識による部分がとても大きいです。
転職エージェントの社員は若い人が多く、入社間もない経験の浅い新人が担当になってしまうこともあり得ます。
また、いくらスキルや経験があったとしても、下記のような相性の悪いキャリアアドバイザーもいるでしょう。
- 態度が高圧的
- 約束を守らない
- 言っていることが二転三転する
スキルや知識の低いキャリアアドバイザーに担当されてしまうと、転職活動が上手く進められず、かえってストレスになるので注意が必要。
あまりにも目に余る場合は担当者を変更してもらえます。
直接言いづらい場合は問い合わせ窓口などに連絡し、担当者の変更希望の旨を伝えることで柔軟に対応してくれるはず。
ただ、労力がかかるので複数のエージェントを使ってみて、一番相性の良いサービスを選ぶことが効率的でしょう。
4. 作業療法士(OT)の転職サイト・エージェントを利用する3つのメリット
作業療法士の転職サイトを利用する上では、デメリットよりもメリットの方が大きいと言えます。
作業療法士のような専門的な仕事に強い、転職のプロなどが在籍していることが多いのが理由の一つ。
あなたご自身の力で作業療法士の転職先を探そうとすると、かなり大変でしょう。
転職サイト・転職エージェントを利用すれば、楽にあなたにあった求人を紹介してくれます。
自分の条件に合う求人を探したいのであれば、転職サイトを利用することがおすすめと言えます。
4-1. 非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントには、一般には公開していない「非公開求人」があります。
非公開求人は、企業のホームページや転職サイト、ハローワークでも取り扱っていません。
転職エージェントに登録し、アドバイザーと面談すると紹介してもらえるのです。
非公開求人を転職エージェントは多く保有しているため、希望に近い求人を見つけやすいという大きなメリットがあります。
特に「PTOT人材バンク」は非公開求人が多いという特徴があるため、より多くの求人から転職先を見つけたいなら登録しておきましょう。
4-2. 年収交渉などの手続きや調整を代行してくれる
求人紹介から、書類選考や面接、内定が出た後でも入社日の決定や退職手続きなど、やらなければならない事は多いでしょう。
転職エージェントを利用すれば、以下のようなサポートも受けられます。
- 年収交渉
- 面接日調整
- 入社日調整
- 配属先調整
自分自身で企業とやり取りするのはとても大変です。
大変なやりとりなども、転職エージェントが間に入って、企業と話を進めてくれるはず。
また、内定が出た後にしなければならない現職の退職交渉ですが、転職エージェントは円満に退職できるように相談にも乗ってくれます。
4-3. 作業療法士(OT)の転職のプロに相談ができる
キャリアアドバイザーとの面談を通して、自身のキャリアについての相談ができるのは、大きなメリットです。
「経験が浅いけど転職できるのか」や「転職すべきなのかわからない」といった悩みについてもプロの視点でアドバイスをしてくれます。
日々求職者や企業と接しているキャリアアドバイザーから客観的な意見をもらうと、視野が広がり、取るべき行動が明確になるでしょう。
そもそも転職すべきなのかというところから、相談だけでもしてみると今後のキャリアに向けて考えがまとまるはず。
5. 作業療法士(OT)の転職サイト・エージェントを利用する6つの流れ
「転職サイトやエージェントに登録すれば良いのは分かったけど、実際に利用する流れがイメージできない」
このような悩みを持っている方もいるでしょう。
転職サイトやエージェントを使ったことのない方向けに、どのように利用するのかをわかりやすく6つのSTEPに沿って紹介します。
あらかじめ流れを理解しておくことで、あなたが内定して転職するまでの過程をイメージできるでしょう。
どの転職サイト・エージェントを利用する上でも、紹介する流れはほとんど同じなので、参考になるはずです。
今回は「PTOT人材バンク」を例にして流れを説明します。
STEP1:転職サイト・エージェントへ登録
作業療法士の転職サイト・エージェントへの登録は、公式サイトの専用フォームから行うことが一般的です。
上記画像のように、登録フォームに進むと簡単な質問が出てくるサイトもあるため、指示通りに進めてください。
その後、氏名や年齢、転職希望時期などの簡単な項目を埋めるだけなので、1〜2分ほどで登録可能。
転職活動をスムーズに行うために、少なくとも1社には登録しておくと良いでしょう。
STEP2:キャリアアドバイザー(キャリアパートナー)と面談
登録すると、担当のキャリアアドバイザー(キャリアパートナー)から電話またはメールで連絡がきます。
連絡がきた後には、初回面談に進みますが、主に質問される内容は以下の通り。
- 現在の転職活動における状況確認
- 転職する理由
- 希望条件(転職したいエリアや転職時期など)
- 職歴(資格取得年や過去の勤務先・年数など)
初回面談にて、あなたの希望する条件や相談したいことなどは全て伝えておくといいでしょう。
最初に伝えておいた方が、希望する条件の求人に出会いやすくなります。
現在では、対面での面談だけでなく、WEB面談や電話面談も可能。
あらかじめ、希望する条件や相談内容などを洗い出してから、サイトに登録することをおすすめします。
STEP3:求人紹介
初回面談にて、あなたの希望条件を確認したら、その条件に合った求人を紹介してもらえます。
その場で紹介してもらえることもあれば、面談後に数十件ほどまとめて紹介されるケースもあるでしょう。
もちろん、求人を紹介されるだけではなく、あなた自身も求人を検索できるため、見つけやすいと言えます。
新着求人が更新されることもよくあるみたいなので、定期的に検索しておくと良い求人に出会える可能性も高くなるでしょう。
STEP4:書類添削・応募
応募したい求人が見つかったら、書類を作成し、書類選考に進みます。
ただ、どうやって選考に通過できるような書類を作成できるかがわからないという方も多いでしょう。
転職サイトや転職エージェントであれば、書類の書き方をレクチャーしてもらえ、さらには添削もしてもらえます。
一人ではうまく書類作成できないから、サポートしてほしいという方には最適なサービスです。
書類が完成したら、早速あなたが応募したい求人に書類を出しましょう。
STEP5:面接対策・面接本番
書類選考を通過すれば、面接本番へと進みます。
どの企業においても言えますが、面接は事前の「準備」が非常に大事。
特に作業療法士であれば、面接を受ける企業について、以下の3つのポイントは押さえておくと良いでしょう。
- 診療科目がどんなものがあるのか
- どんな理念をもった病院・施設・事業所なのか
- あなたが感じた相手先の企業に関する魅力
一緒に働きたいと思わせるのが面接ですが、相手先の企業のことを何も知らない状態だと、「本当にうちに来たいのか?」という疑問を抱かせてしまいます。
そのため、面接に合格できるように、プロの方から面接対策をしっかりしてもらいましょう。
STEP6:内定・入職
面接で合格すれば内定が出て、双方条件の確認を行い、入職という流れになります。
通常、面接終了から1週間〜1ヶ月ほどで合否が出るので、応募先企業からキャリアパートナーに結果が伝わります。
詳細な雇用条件はキャリアパートナーの方から伝えてくれるため、確認して問題なければ入職が確定。
入職が確定した時点で、転職支援サービスは終了となります。
あとは、入職先の企業と細かいやりとり(制服の採寸や健康診断など)をすれば、晴れて転職先での業務がスタートです。
まとめ|転職サービスならあなたにぴったりな作業療法士の求人を見つけられる!
作業療法士(OT)の転職サイト・エージェントを選ぶポイントやおすすめの転職サイトについて紹介しました。
転職サポートの種類や求人の量と質などはサイトによって異なります。
あなたに最適な転職サイトを使うことで、効率的に転職活動ができるため、積極的に利用するといいでしょう。
まずは、本記事で紹介した転職サイトやエージェントで「自分に合いそう!」というものがあれば、どれか一つでも登録してみることから始めてください。
しかし、サイトや担当者によって、自分との相性の良し悪しがあるので、複数のサイトに登録して比較しながら選ぶようにしてください。
そうすれば自分にぴったりな求人がきっとみつかるはずです。
作業療法士(OT)の転職サイト・エージェントを利用する上でのよくある質問
- 良い転職エージェントの見極め方を教えてください。
-
転職エージェントは、担当キャリアアドバイザーの人柄や知識で見極めましょう。
失敗しないための次の3つの見極めポイントをチェックして、自分のキャリアをきちんと考えてくれるエージェントを見つけましょう。
- きちんと約束の時間を守るか
- 受けたくないのに強引に応募を取ろうとしていないか
- 希望と合わない求人を紹介してこないか
また、業界トップクラスの求人を誇る転職エージェントを利用することもおすすめです。
- 未経験でも作業療法士に転職できますか?
-
求人にもよりますが可能です。
作業療法士の求人状況は比較的安定しており、転職しやすい傾向にあります。
厚生労働省発表の医療技術者の有効求人倍率データでは、2020年12月現在で2.74倍。
高齢化に伴い医療業界全体で人手不足の傾向となっています。
リハビリテーションを担う作業療法士の転職はたとえ未経験であっても、求職者にとって有利な状況が継続すると予想されるでしょう。
ただし、作業療法士には国家試験に合格して免許を得ることが必要となるため、その点は注意する必要があります。
国家試験の受験資格は、高校卒業後に国が指定した作業療法士養成課程のある大学・短大・養成施設などで3年以上学び、必要な知識・技能を修得して卒業する必要があります。
(参考:職業情報提供サイト「作業療法士(OT)」)
- 作業療法士は一般企業に転職できますか?
-
可能です。
作業療法士の資格を活かして働ける一般企業と全く関係のない一般企業いずれも可能です。
しかし、やはり作業療法士の資格を活かして働ける一般企業の方が転職しやすいでしょう。
下記のような医療・健康・福祉・障害支援分野などが考えられます。
- 障がい者支援事業
- 介護サービスの営業
- フィットネス業界
- 福祉用具専門員や福祉用具の開発
また、作業療法士を対象とした転職エージェントでアドバイザーとして働くことも可能です。
- 作業療法士に転職したら、給料はどのくらいもらえる?
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厚生労働省が実施した「賃金構造基本統計調査」の結果によると、作業療法士の正社員の平均年収は420万円ほど。
実際に作業療法士として働いている方の感覚としては、「正看護師よりも少し安い基本給」とのことなので、あまり高いとは言えません。
しかし、昇給制度はもちろんあるため、頑張れば平均年収よりも高い水準で給料をいただけるようになるでしょう。
- 作業療法士へ転職したいけど、実際の職場環境ってどうなの?
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作業療法士が働く環境としては、主に以下の4つがあります。
- 病院
- 老人保健施設 ・クリニック
- 特別養護老人ホーム
- 訪問看護ステーション
職場によって労働条件や環境は変わるため、一概には言えませんが、民間と公務員だと少し差はあるようです。
公務員では、年間休日120日や夏季休暇の取得可能のような良い環境となっていますが、民間ではこれらよりも少し条件の悪いところもあるとのこと。
ただ、民間企業の全てが悪い条件とは限らないので、心配な方は本記事で紹介した転職エージェントを用いて、担当の方に相談してみるといいでしょう。
参考文献