旅行好きな人にとって一度働いてみたいと思うのが旅行会社。
この記事では、実際に編集部が求人を徹底的に調査し、旅行会社への転職は未経験でも可能なのか解説します。
また、持っておくべき資格や経験まで紹介するため、ぜひ参考にしてください。
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※マイナビのプロモーションを含みます。
旅行会社に転職するメリット
旅行会社に転職を考えるにあたって、どんなメリットがあるか気になりますよね。
旅行会社に転職すると、どういったメリットがあるのか解説していきます。
1. 好きを活かせる
旅行会社に勤めている人は、旅行好きな方が沢山います。
自分の好きが直接関わる仕事だと、仕事へのモチベーションが高く働くことができます。
2. さまざまな場所に行ける
職種によっては、ツアーコンダクター(旅程管理主任者)などとして、実際にお客さんの旅行に同行することも。
自分では選ばない旅行先に行ける場合もあり、まさに旅行好きにはぴったりの転職先と言えます。
3. 社員優待旅行割引があることも
旅行会社には、福利厚生として、社員優待旅行割引があり、仕事外の趣味の旅行に割引が効く場合があります。
福利厚生で社員優待旅行割引がなかったとしても、取引先との人間関係の構築などによって、通常よりお得にホテルを予約できることもあります。
4. 資格取得支援制度があることも
旅行業界にはいくつか取得することが望まれる資格があり、それらの資格の取得支援として受験料などを支援してくれる会社があります。
資格を取得すると、会社によっては、資格手当がもらえることがあるます。手取りを増やしたい方は資格を取得を目指しましょう。
旅行会社に転職するデメリット
旅行好きな方に、旅行会社は天職とも思える転職先だと思いますが、一方で、デメリットもあります。
確認した上で、転職するかどうか決めましょう。
1. コロナ禍で業界自体が低迷
コロナ禍において、社会全体的に旅行というものが控えられている現状で、旅行業界は全体的に下火の傾向にあります。
会社によっては、早期退職を募ったり、旅行会社ではない会社に出向させられるケースも相次いでいます。
2. 激務
夏休みなどの繁盛期になると、とても忙しくなり、会社によっては、毎日のように残業を強いられることも。
お金より自分の時間がない
妹ちゃん、前職を新卒で入って3年で辞めたんだけど、理由はお金より自分の時間がないからって言ってたな。
地元では大手グループの旅行会社の事務で連日23時(終電ギリギリ)まで仕事、低賃金、賞与ほぼなし、旅行の引率にも行く等。
旅行は好きだから苦じゃないて言ってたけど、転職で正解だったと。
*X(Twitter)より抜粋
「連日終電ギリギリまで仕事」という口コミも見つかりました。激務であるという認識は必ず転職前に頭に入れておきましょう。
3. 繁盛期に休みがとれない
閑散期には、休みをとって、旅行に行くという旅行会社勤務の方も多くいるようですが、繁盛期には休みがありません。
家族と予定を合わせて旅行に行きたい方などは、あらかじめ繁盛期が忙しいという認識をしておくといいでよう。
4. 天候や情勢などに左右される
海外旅行の場合、テロや戦争などの情勢に旅程が振り回される場合が度々あります。
国内旅行であっても、台風などの天候やコロナなど予期せぬ状況に左右されてしまう場合があります。
計画通りに事が進まない事がストレスになってしまう人にはおすすめできません。
5. 景気に左右される
旅行は生活必需品ではないので、景気が悪いと業界全体がダメージを受けてしまいます。
会社自体が倒産の危機に陥ってしまう場合もあるので、リスクを頭に入れておきましょう。
コロナ禍でも転職できる?求人を徹底調査
ここまで、デメリットをお伝えしてきました。
コロナ禍は旅行会社にとって大ダメージを与えましたが、それでも、求人募集をしている旅行会社を多くはないですが、見つける事ができました。
ここからは、実際に募集されていた求人を紹介していきます。
※マイナビ転職・求人ボックス・indeedなどの転職サイトで調査しました。
1. 法人営業
文字通り、法人相手に旅行の企画営業をする仕事です。現在は国内旅行の企画営業の求人がほとんどです。
特別何かの仕事が必要なわけではないですが、国内旅程管理主任者、総合旅程管理主任者などの資格を持つ方、営業経験がある方が歓迎される傾向にあります。
2. ツアーコンダクター・添乗員
旅行に添乗員として同行したり、予約の確認・手配を行う仕事です。雇用形態としては、派遣が多い傾向にあります。
旅程管理主任者の資格があると歓迎されます。
国内旅行者向けですと、語学力は必要ないですが、海外旅行者向けの業務に就きたい場合は、語学力があるといいでしょう。
3. 旅行手配
旅行に必要な予約全般の手配やその他事務作業を任される仕事です。
パソコンを使って作業することが多いので、ある程度のパソコンの知識が求められる傾向があります。
4. バス等のドライバー
観光バスやタクシーなどのドライバーです。会社によっては、語学力が求められる場合があります。
運転免許の2種免許取得が業務上必須ですが、会社が資格取得を支援してくれる場合が多いです。
資格取得を支援してくれる場合でも、求人には普通自動車免許必須とされている場合がほとんどなので、運転が好きな方におすすめです。
旅行会社へ転職するときのおすすめ転職エージェント
コロナ禍でも、旅行会社への求人があることがわかりました。
実際に転職する際に利用をおすすめする転職エージェントを紹介します。
転職エージェントでは、あなたのこれまでの経歴を元に求人を紹介してくれます。
1. マイナビAGENT
基本情報 | マイナビAGENT |
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運営会社 | 株式会社マイナビ |
対応地域 | 全国 |
マイナビAGENTは、20代・第二新卒に強い転職エージェントです。
業界であればIT・金融、職種であれば営業職・ITエンジニアなどの求人が豊富。
非公開求人は無料でマイナビAGENTに登録した後に閲覧できるので、情報収集のためにも登録しておくことをおすすめします。
2. doda(デューダ)
基本情報 | doda(デューダ) |
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運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
総求人数 | 295,221件(2024/10/10時点) |
対応地域 | 全国 |
dodaは業界第2位の求人数を誇る、転職サイトと転職エージェントが一体になったサービスです。
サポートが手厚いことで有名です。
dodaでは旅行・宿泊・レジャー業界全体の求人として、1,467件がヒットしました。
3. エン(en)エージェント
基本情報 | エン(en)エージェント |
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運営会社 | エン・ジャパン株式会社 |
求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
エンエージェントは、エンジャパンが運営する転職エージェント。
他のサービスに比べると求人数が多いわけではありませんが、優良求人が多く、キャリアアップを狙いたい人におすすめです。
4. リクルートエージェント (RECRUIT AGENT)
基本情報 | リクルートエージェント(RECRUIT AGENT) |
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運営会社 | 株式会社リクルート |
総求人数 | 474,204件(2024/10/10時点) |
対応地域 | 全国 |
リクルートエージェントは、転職支援の実績は業界No.1の転職エージェントです。
リクルートエージェントでは、旅行代理店の公開求人が91件、非公開求人が131件ヒットしました。
非公開求人は無料でリクルートエージェントに登録した後に閲覧できるので、情報収集のためにも登録しておくことをおすすめします。
語学力を活かしたいなら外資系特化の転職エージェントがおすすめ
海外旅行を取り扱いたい人や、国内でインバウンド向けに仕事をしたい人には、外資系特化の転職エージェントがおすすめです。
1. エンワールドジャパン
基本情報 | エン(en)エージェント |
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運営会社 | エン・ジャパン株式会社 |
求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
エンワールドジャパンは、外資系企業や日系グローバル企業特化の転職エージェント。
特徴的なのは、入社後も1年間のサポートが受けられる点です。
英語での面談が行われる場合もあるので、英語力に自信がある方におすすめ。
2. ロバートウォルターズ(Robert Walters)
基本情報 | ロバートウォルターズ(Robert Walters) |
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運営会社 | ロバート・ウォルターズ・ジャパン |
公開求人数 | 1,756件(2024/10/10時点) |
対応地域 | 全国+海外31ヵ国 |
ロバートウォルターズは、外資系・日系グローバル企業特化の転職エージェント。
求人の質がいいと評判ですが、求職するにあたって英語力が欠かせないので、ビジネスレベル以上の英語力がある人におすすめです。
3. ランスタッド
基本情報 | ランスタッド |
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運営会社 | ランスタッド株式会社 |
対応地域 | 全国 |
ランスタッド(Randstad)は、ハイクラス向けの転職エージェント。国内外の求人を取り扱っています。
正社員以外の雇用形態の求人も扱っています。
未経験でも旅行会社に転職可能
旅行業界に従事したことがない人でも、旅行会社に転職できるかどうか不安な方も多いと思います。実際に求人を調査してみると、未経験可の求人が複数見つかりました。
未経験可の求人もある
未経験可の求人を見つけることができましたが、派遣やアルバイト・パートが多めでした。
正社員として転職したい場合は、資格や旅行業界での勤務経験、営業経験があるといいでしょう。
実務経験が歓迎されることが多い
営業経験や旅行業界での実務経験があると、歓迎されます。
経験がある場合は、ぜひエージェントに伝えてアピールしましょう。
旅行会社が中途採用に求める資格
旅行会社が中途採用に求める資格はいくつかあります。
ここでは、実際に求人を調査して、多かった4つの資格・経験を紹介します。
資格や経験があると、選択肢が広がり、内定に繋がりやすくなるため、確認しておきましょう。
とは言っても、基本的には、入社後に資格を取得する事ができるので、会社にもよりますが、殆どが歓迎要件です。
- 総合・国内旅行業務取扱管理者、総合・国内旅程管理主任者
- 日常会話レベルの英会話・中国語/留学経験
- 旅行業界または、航空業界での実務経験
- 営業経験
1. 総合・国内旅行業務取扱管理者/総合・国内旅程管理主任者
どちらの資格も、「国内」とつくと、国内旅行を、「総合」とつくと海外旅行を扱えるようになります。
基本的には、旅行会社に入社後に取得できる資格です。
総合・国内旅行業務取扱管理者
旅行業者は各営業所ごとに「旅行業務取扱管理者」を1名以上選任し、一定の管理及び監督業務を行わせることが義務付けられています。
総合・国内旅程管理主任者
企画旅行(募集型及び受注型)に同行する主任添乗員に選任されるためには、旅程管理の資格を取得することが不可欠の要件です。
2. 日常会話レベルの英会話・中国語/留学経験
海外旅行を扱う場合、海外からの観光客を接客する場合、語学力が欠かせません。
英語だけでなく、中国語・台湾語・韓国語なども歓迎されます。また、留学経験などの海外経験がある方も歓迎されます。
3. 旅行業界または、航空業界での実務経験
中途採用で重視される傾向があるのが、旅行業界または、航空業界での実務経験です。
4. 営業経験
旅行会社の求人は営業が多く、特に法人営業が多い傾向にあります。
営業経験があると、即戦力として働けるので、歓迎されます。
まとめ
コロナ禍によって、一時業界自体が低迷していた旅行業界ですが、求人募集はあるので、転職は可能です。
エージェントを使って、転職を成功させましょう。