インターンについて情報を集めたい
おすすめのインターン先はどこだろう
インターンに参加すれば就職活動がうまくいくのかな
あなたはこのような悩みを抱えていないだろうか。
大学生にとってインターンは就職活動のスタートライン。
自分の将来を決めるうえで重要なターニングポイントなので、失敗したくないはず。
この記事では、19卒で「当時インターンに複数参加して本当に良かった」と思う私が、インターンについて詳しくお伝えしながら、おすすめのインターン先企業も紹介する。逆に、「こんなインターンは参加すべきではない」といった失敗を防ぐコツも伝授したい。
最後まで読んでいただければ「よし、インターンの不安が消えてきた!」となるはずだ。
まだ大学2年生以下でこれから就職について考えはじめる方にも、自己分析に役立つツールを紹介していく。
ぜひ一緒にインターンに向けた第一歩を踏み出そう。
ユニークキャリア株式会社代表取締役
【執筆社長プロフィール】
19卒。学生時代に複数の長期インターンに参加。デザイン会社、営業会社、コンテンツマーケティング会社など。
短期の参加インターンはパーソルキャリア、アトラエ、ワークスアプリケーションズ等がある。
インターン参加後、自身でメディア運営を行い在学中に事業譲渡、その後譲渡資金を元に就活事業を立ち上げ上場企業に売却。内定した上場企業に19卒で入ったが数カ月後で起業。現在5期目の会社を経営している。「インターンの参加経験は短期、長期に関わらず貴重な経験となります。ただし選び方に気をつけるのと、できれば長期インターンで”しっかり力と自信をつける”ことがオススメです」
【内定直結型&役員直下インターンのご案内】
期間・・・1年〜
対象学年・・・1~3年生
身につくスキル・・・起業スキル、論理的思考、マーケティング
特典・・・20万円相当のライティング講座を無料付与、成績優秀者には内定を付与
時給・・・1,200円
最低勤務日・・・週3日〜(週4~5日が望ましい)
勤務地・・・JR大塚駅より徒歩3分、丸ノ内線大塚駅より徒歩6分
業務内容・・・コンテンツマーケティング、メディア運営、新規事業立ち上げ
申込み詳細URL・・・https://lin.ee/GVFz1Yk
【会社の詳細】
Webメディアを運営する会社であるため、Webメディアのコンテンツ作成やメディア運営業務等の舵を取る「主要メンバー」として参画できます。「生涯使える思考力を身につけたい!」「Webマーケティングスキルを在学中に身につけたい!」「20代で年収1000万円を目指したい!」など、あなたが今やりたいこと、身につけたいこととマッチしそうであれば、ぜひとも一緒に活動できればと思っています。会社HP:https://unique-career.co.jp/
インターンシップの詳細・参加はLINE公式アカウントから確認・応募できますので、熱意ある方からのご応募をお待ちしています!(LINEのアプリに飛びます)
1. インターン・インターンシップとは
インターンとは就職活動の一環で、志望する企業について深く知ることができる。
イメージとしては、中高生の時代に行った「職業体験」の大学生版。
数日間で体験するものや、アルバイトのように実際の業務を行う場合もある。
一般的には、大学3年生の夏や冬に参加することが多いようだ。
1-1. インターンシップの重要性
インターンに参加する最大のメリットは、志望する企業とのミスマッチを防げること。
インターンに参加すると、以下の点がはっきりさせられる。
- 理念:どのような目的で会社が動いているのか
- 業務:どのような仕事をしているのか
- 仲間:どのような人が働いているのか
- 環境:どのような雰囲気で働いているのか
上記のような点を確認し、自分の持っているイメージと合うか確認しよう。
大学生にとって就職はもちろん、企業選びも人生初めての体験だろう。
誰もが自信を持って「ここがベストの企業」と決められないはずだ。
一度インターンに参加すれば「このようなはずではなかった」となるだろう。
2. インターンシップの種類
インターンシップは「短期インターン」「長期インターン」の2種類に分かれる。
「短いほうが楽なのかな」
「長期間は負担が大きそうだ」
上記のように考えてしまうのは危険だ。
就職活動は人生の大きな選択のひとつ。
安易に決めず、次のような目的に応じて適切に選べば失敗しにくくなるだろう。
2-1. 短期インターン
- 期間:1日〜5日間程度
- 目的:企業と仕事内容を知る
- 選考:先着順など
短期インターンの目的は、企業を正しく理解すること。
内容は、企業の人事担当者からの説明会や課題探求やプレゼンを行うミニプロジェクト型が多い。
現在はオンラインで開催し、エントリーシートのみの選考や先着順で締め切る企業が増えている。
もし気になっている企業が募集をしている場合は、なるべく早めに参加したほうが良いだろう。
ひとつの企業だけでは比較ができず、本当にあなたに合うのかわからなくなるからだ。
少なくとも2社以上エントリーして、あなたの中で順位をつけておくと就職活動で迷いにくくなるだろう。
2-2.長期インターン
- 期間:3週間〜半年以上
- 目的:実際の業務を経験する
- 選考:書類、面接など
- 募集:中小企業やベンチャー企業に多い
長期インターンの目的は、企業の一員として働いてみること。
内容は、商品やサービスの開発など、企業から提示されたプロジェクトに取り組むものが多い。
実際の顧客データを扱いながら開発を行ったり、開発した商品をプレゼンしたりする企業もある。
長期インターンに参加することで、就職した際の雰囲気や働き方をリアルに経験できるはずだ。
2-3. インターンは短期で広げて長期で絞る
短期インターンと長期インターンのどちらを選ぶか迷ったら、次の判断軸が参考になるだろう。
- 短期:選択肢を広げるため、関心が1ミリでもあれば応募してみる
- 長期:選択肢を絞るため、就職先として迷いがある企業なら参加してみる
後から「参加しておけばよかった」とならないよう、少しでも興味がある企業は参加してみることをおすすめする。
また「この企業もいいかもしれない」と判断に迷う場合は、長期インターンに参加してイメージと一致するか確かめてみるのが良い。
【参加条件に注意!】
短期インターンと長期インターン、どちらか一方しか参加できない場合がある。
企業のホームページに条件が掲載されることが多いので、チェックを忘れずに。
2-4. インターンは大企業or中小企業どちらが良いか
どちらが正解ということはなく、目的によってどちらが良いか変わってくる。
インターンや就職を経て、どのように成長していきたいかを考えると答えが見えるはず。
例えば、以下のような目的が考えられる。
- 大企業:大規模プロジェクトを動かす経験や、多くの仲間と切磋琢磨したい
- 中小企業:プロジェクトの企画から販売まですべてを経験したい、早く自立したい
あなたは、上記のどちらのイメージで就職したいと考えているだろうか。
終身雇用が崩壊したと言われる現代なので、就職がゴールではなく、その先も考えておかなければならない。
※終身雇用の崩壊とは
終身雇用とは、企業が正社員を定年まで雇用し続けること。
2019年5月、トヨタ自動車の社長である豊田章男氏が「終身雇用を守るのは難しい」と発言して話題となった。
3. 文系におすすめのインターン先の企業7選
文系におすすめのインターン先は、次の7つの企業。
本記事では、なるべく多くの人が参加可能な大企業を中心にピックアップした。
大企業のほうが業務の範囲が広く、網羅性の高い説明が聞けるというメリットもある。
誰もが聞いたことのある企業がほとんどなので、1つは興味のある企業を見つけられるはずだ。
※紹介しているデータは2022年のもの。詳細は企業HPにて確認を。
3-1. 株式会社ニトリ【短期】
「株式会社ニトリ」は、まだ第一希望の企業が決まっていない、またはとりあえず人気のある企業はおさえておきたい方におすすめ。
なおニトリはインターン人気企業ランキングにおいて、第1位を3年連続獲得した実績がある(※)。
短期インターンで期間は2.5日間。
3つの就業体験を通して入社後のキャリアをイメージし、最終日には商品開発や経営のプロセスを知ることができるだろう。
ニトリの経営ビジョンを理解できるのはもちろん、社会人として必要なマインドを鍛えてくれるワークがあり、自己理解にも役立つはずだ。
インターンのコースは4つあり、理系コースもある(後述)。
低学年むけのインターンもあるので、これから就職について考える大学1、2年生も要チェックだ。
事業内容 | 家具・インテリア用品の企画、販売新築住宅のコーディネート |
インターン日数 | 2.5日間 |
実施時期 | 5月~12月 |
コース | ・キャリアデザイン ・イノベーティブ(選考あり) ・IT(理系) ・低学年(大学1、2年生のみ) |
特徴 | ・ニトリのビジネスモデルが学べる ・経営者視点での企業経営について学べる ・自己分析や判断力を養うワークがある ・就職試験に向けたアウトプット手法のゼミも行う |
参考ホームページ | 詳しく見る |
※参考:楽天みん就 2023年卒インターンシップ人気企業ランキング
3-2. アサヒ飲料株式会社【短期】
「アサヒ飲料株式会社」は、課題解決力や発想力など、ビジネススキル全般をレベルアップさせたい方におすすめ。
一般的な企業理解だけでなく、社会人として必要なスキルを身につけられるワークが充実している。
短期インターンで期間は3日間。
実施は8〜9月と11〜12月の2回に分かれて行われる。
思考フレームワークを使った企画立案や、社員のフィードバックをもらいながら発表を行う活動が体験できるため、実践的な学びにつながるはずだ。
また仲間と協力して課題解決を行うワークショップもあり、コミュニケーション力も鍛えられるだろう。
事業内容 | 飲料水の製造、販売 |
インターン日数 | 3日間 |
実施時期 | ・8〜9月に1日目 ・11〜12月に2・3日目 |
コース | ・事務系・技術系 |
特徴 | ・「100年のワクワクと笑顔を。」がテーマ ・グループワークや社員との交流がある ・コミュニケーションや分析力、課題解決力などが学べる ・課題解決型のワークで、仲間と協力しながら問題解決していく |
参考ホームページ | 詳しく見る |
3-3. 楽天グループ株式会社【短期】
「楽天グループ株式会社」は、大規模なプロジェクトに関わってみたい方やECやDXなどインターネット上での事業に関心がある方におすすめ。
期間は半日から2日間で、5つのコースが設定されている。
元々はEコマース事業が主力であり、現在ではフィンテックや広告業など、あらゆる領域に事業を拡大している楽天グループ。
その豊富な経験とビッグデータに触れられるインターンなので、応募する学生も多く、企業理解プログラムは1月中に7回開催されている。
インターン参加者にリクルーター(担当者)がついてフォローアップしてもらえるので、不明な点も安心して相談することが可能だ。
事業内容 | インターネット関連のサービス事業 など |
インターン日数 | 0.5〜2日間 |
実施時期 | 1月〜2月 |
コース | ・企業理解プログラム(0.5日) ・Eコマース/モバイル(2日間) ・フィンテック(1日) ・広告(1日) ・マーケティング(1日) など |
特徴 | ・多角的な事業をしている楽天なので、自分に合う領域を見つけていける ・Eコマースでは第一線で活躍する社員から直接フィードバックを受けられる |
参考ホームページ | 詳しく見る |
3-4. 伊藤忠商事株式会社【短期】
「伊藤忠商事株式会社」は世界62ヶ国に拠点をもつ大手総合商社で、英語が得意で生かしたい人やグローバルな人材として活躍したい方におすすめ。
あらゆる領域の商品を取り扱う商社なので、特定の分野に特化するのではなく、ビジネス全体を幅広く経験したい方にも合うはずだ。
短期インターンのみで、募集は1日コースと4日間コースの2種類がある。
1日コースでは、伊藤忠商事の経営の方向性を理解できる。
4日コースではビジネスの現場を疑似体験でき、商社で働く場合にどのような考え方で判断するのか、ワークショップを通して体感可能だ。
特徴としては、インターン応募にあたって自己PR動画の提出がある。
心理的なハードルが高く気軽には応募ができないため「動画を作成してでも参加したい」という意欲をもった仲間と出会えるはず。
事業内容 | 総合商社 |
インターン日数 | 1日または4日間 |
実施時期 | 12月、2月 |
コース | ・1日コース・4日コース |
特徴 | ・社員の体験談では良い話だけでなく、仕事での失敗談も聞ける ・実際のビジネスを体験できるワークが用意されている |
参考ホームページ | 詳しく見る |
3-5. 株式会社イトクロ【長期】
「株式会社イトクロ」は、教育業界に興味があり、将来は自分の裁量権で仕事を進めていきたい責任感のある方におすすめ。
イトクロは教育業を中心としたメディア構築、コンサルティング事業を行っているベンチャー企業だ。
事業は学校や学習塾、医学部受験予備校などの比較メディア運営が主であり、大企業にはできないニッチなニーズに応えるビジネスを行っている。
イトクロでは長期インターンを行っており、アルバイトのように報酬をもらいつつ半年以上かけて経験を積むことが可能。
最初の半年は先輩社員とともに基礎的なビジネススキルを身につけ、その後は事業運営やマネジメントなど一人で業務を行える。
1年後にはプロジェクトリーダーになったりインターン生の指導をしたりするなど、責任あるポジションで働けるのがイトクロのインターンの魅力だろう。
インターン卒業生の中には、三菱商事やマッキンゼー&カンパニーといった有名企業に内定した方もいる。
事業内容 | 教育業界を中心としたインターネットメディア事業、コンサルティング事業 |
インターン日数 | 半年〜 |
実施時期 | 随時 |
コース | マーケティング/企画 |
特徴 | ・教育業界に強い ・独自の育成プログラムが用意されている ・月別にテーマを設けてステップアップできる ・スキルアップに加えて報酬を得ながら働き方を見極められる |
参考ホームページ | 詳しく見る |
3-6. 株式会社KADOKAWA【長期】
「株式会社KADOKAWA」は出版業からスタートして、今やあらゆるエンターテインメントに関わる企業だ。本が好きな方や、人に喜んでもらえるメディアを運営したい方におすすめ。
募集は有給の長期インターンがほとんどなので、準社員として働くイメージを持つと良いだろう。
募集している仕事は幅広く、以下に例を挙げる。
- ウォーカープラス編集部の編集サポート
- 雑誌『ダ・ヴィンチ』編集部の編集アシスタント
- コミックエッセイ編集部での、編集実務のお手伝い
どれも体験というよりは、実務を伴う本格的なものばかりだ。
そのまま業務に直結するスキルが学べるので、出版業界に興味がある方はチェックしておこう。
事業内容 | 出版、映像など総合エンターテインメント事業 |
インターン日数 | 募集業務による |
実施時期 | 随時 |
コース | ・編集サポート ・事務サポート など |
特徴 | ・紙媒体だけでなくWebメディアのコンテンツ作成に携われる ・10以上の業務で募集している ・補助スタッフとして実務に携われる ・時給1,200円程度が目安・交通費支給 |
参考ホームページ | 詳しく見る |
3-7. ソフトバンクグループ株式会社【長期】
「ソフトバンクグループ株式会社」は、大企業に勤めたい方やエンジニアに興味があったり、情報系の学部に在籍したりしている方におすすめ。
インターン期間はSUMMERプログラムの場合、2週間と4週間の2種類。
理系向けはエンジニアコースがあり、具体的には以下のエンジニアプログラムが用意されている。
- ネットワークエンジニア
- システムエンジニア
- セキュリティエンジニア
- ソリューションエンジニア
- データエンジニア
- マーケティングアナリスト
- 研究開発
- 自律走行ロボット開発
よりレベルの高いインターンを希望する方は、課題解決型プロジェクトを行うTRUE-TECHコースや、新規事業を生み出す01gatewayコースもある。
- TRUE-TECH:リアルなデータから課題を見つけ、社員の助言のもと解決する
- 01gateway:課題解決を事業内容に落とし込み、β版プロダクトをローンチする
SUMMERプログラムは体験がメインだが、上記2つは実際に業務に携われる。
どちらも書類選考と面接があるため、簡単に参加できるわけではないが、そのぶん意識の高い仲間と貴重な体験となるはずだ。
事業内容 | 通信・IT |
インターン日数 | 2〜4週間 |
実施時期 | 8〜9月 |
コース | ・SUMMERプログラム ・TRUE-TECH ・01gateway |
特徴 | ・募集が400名以上と多い ・さまざまな領域を経験できるのは、大企業ならでは →営業、企画、マーケティング、財務・管理など ・実際の顧客データを用いた実践的な業務が体験可能 |
参考ホームページ | 詳しく見る |
4. 理系におすすめのインターン先の企業7選
本記事では、なるべく多くの人が参加できる大企業を中心にピックアップしている。
また体験できる分野として、IT領域のコースが含まれる企業を多く選んだ。
システムエンジニアなど、ITに関するスキルはこれからも需要が増え続けると予想され、より高い専門性が求められるはずだ。
※紹介しているデータは2022年のもの。詳細は企業HPにて確認を。
4-1. 株式会社ロッテ【短期】
「株式会社ロッテ」は、健康にかかわる基礎研究や食品業界に関心がある方におすすめ。
70年以上の歴史を有しており、老舗がもつ蓄積されたノウハウを学べるのは大きなメリットと言える。
インターン期間は1〜2日間の短期で、理系は研究・マーケティングコースが設定されている。
ロッテのインターンでは研究の体験だけでなく、商品が販売されるまでの全工程を体験可能だ。
大企業でありながら、新商品の開発から製造、検品、パッケージ選定など一連の工程を全て見られるのは貴重と言えるだろう。
注意点としては、選考にグループディスカッションがあるので、事前に練習が必要だ。
事業内容 | 菓子等の製造および販売 |
インターン日数 | 1〜2日間 |
実施時期 | 2月・9月 |
コース | ・営業体験コース(1日) ・研究・マーケティングコース(2日間) ・営業・マーケティングコース(2日間) |
特徴 | ・オンラインでの開催 ・選考にグループディスカッションがある ・ロッテの製造ノウハウを生かした開発研究が体験できる |
参考ホームページ | 詳しく見る |
4-2. 株式会社ニトリ【短期】
「株式会社ニトリ」は、まだ第一希望の企業が決まっていない、またはとりあえず人気のある企業はおさえておきたい方におすすめ。
なおニトリはインターン人気企業ランキングにおいて、第1位を3年連続獲得した実績がある(※)。
インターン期間は2.5日間で短期コースのみ設定されている。
コースは4つあり、文系コースもある。
ITコースでは、ニトリが保有するビッグデータを用いて問題を発見し、正しく解決に導くプロセスが体験できる。
開発だけでなく、ビジネスモデルを構築してAWSにシステム構築するといった本格的な業務も体験可能。大企業ならではの規模の大きなインターンプログラムが組まれている。
事業内容 | ・家具、インテリア用品の企画販売 ・新築住宅のコーディネート |
インターン日数 | 2.5日間 |
実施時期 | 5月~12月 |
コース | ・キャリアデザイン ・イノベーティブ(選考あり) ・IT(理系) ・低学年(大学1、2年生のみ) |
特徴 | ・ニトリのビジネスモデルが学べる ・経営者視点での企業経営について学び、判断力を養うワークがある ・就職試験に向けたアウトプット手法のゼミも行ってくれる |
参考ホームページ | 詳しく見る |
※参考:楽天みん就 2023年卒インターンシップ人気企業ランキング
4-3. 味の素株式会社【短期】
「味の素株式会社」は、開発からビジネスモデルの構築まで、全体的にビジネスを学びたい方におすすめ。
インターンでは、社会問題解決を目的としたR&D(研究開発)領域の業務が体験できる。
インターンの期間は2日間で、提示されるテーマは以下の3つ。
- ビジネスセンスを磨く
- 社会課題に取り組む
- 先輩社員と交流する
食品の研究開発を行いながら社会貢献できる業務を行えるのは、100年以上の歴史をもつ老舗ならでは。
インターンに参加した先輩の満足度は95.4%とかなり高めなので、少しでも関心がある方は参加してみてはいかがだろうか。
事業内容 | 食品製造・販売 |
インターン日数 | 2日間 |
実施時期 | 1月 |
コース | ・R&D業務領域 |
特徴 | ・健康や栄養に関わるあらゆる開発を行える ・開発以外にもビジネスセンスを磨けるワークショップがある ・研究レポートによるエントリーが必要 →レベルの高い仲間と出会える可能性あり ・遠方からでも交通費は負担なしで参加可能 |
参考ホームページ | 詳しく見る |
4-4. 日本航空株式会社(JAL)【短期】
「日本航空株式会社」は、航空業界に憧れる方におすすめ。
他の企業では経験できない、航空業界の領域に特化したビジネスに触れられる。
コースは3つあり、オンラインではなく実体験を求めるなら「領域特化型コース」に参加しよう。
この「領域特化型コース」は以下の4つのプログラムに分かれる。
- レベニューマネジメントプログラム:データ分析や収益最大化の管理業務を体験
- デジタル戦略プログラム:新しい事業や商品の開発を体験
- WEB販売企画プログラム:座席の販売などtoC向けプログラム管理を体験
- IT企画プログラム:業務改善やコスト削減業務を体験
いずれもJAL社員との交流があり、働き方の実際を知ることができる。
事業内容 | 航空 |
インターン日数 | 3~5日間 |
実施時期 | 夏〜冬 |
コース | ・オープンサマーコース(オンライン) ・領域特化型集中コース ・オープンウインターコース(オンライン) |
特徴 | 以下、主に「領域特化型集中コース」について記載 ・旅客、開発、Webサイト、IT企画の4つに分かれる ・マーケット分析やtoC向けサイトの開発ができる ・商品企画プロジェクトが体験できる |
参考ホームページ | 詳しく見る |
4-5. 東日本旅客鉄道株式会社(JR)【短期〜長期】
「東日本旅客鉄道株式会社(JR)」は、インフラ事業に関心があり、社会貢献にもつながる仕事をしてみたい方におすすめ。
インターン期間は5日間、10日間、2ヶ月間と幅広く設定されている。
少し興味があるという方は5日間コース、志望を決めている方は20日間コースに応募すると良いだろう。
応募にあたっては、小論文の提出が必要となる。
すでに技術系学部で研究を進めている方は、専門的な内容が盛り込めるため応募しやすいかもしれない。
2022年インターンの小論文は「あなたが最も興味を持って注目している世の中の技術について」というテーマが出題されている。
JRは日本を代表する旅客事業の企業なので、取り扱う領域も多岐にわたっている。
例えば10日間のインターンでは、以下の領域について学べる。
- 研究開発
- 車両
- 土木
- 建設
- 建築
- 機械設備
- 列車制御システム
- DX(デジタルとランスフォーメーション)
最新テクノロジーに携わる現役社員からフィードバックが得られるため、一人の技術者としても学びが多いインターンとなるはずだ。
事業内容 | ・旅客鉄道事業 ・貨物鉄道事業 など |
インターン日数 | 5日間、10日間、2ヶ月間 |
実施時期 | 9月〜 |
コース | ・ビジネスマネジメントコース(5日間) ・テクノロジーコース(10日間、2ヶ月間) |
特徴 | ・分野が広く「研究開発」「車両」など8種類にわたる ・報酬なし ・交通費、昼食費の補助あり |
参考ホームページ | 詳しく見る |
4-6. ウォンテッドリー株式会社【長期】
「ウォンテッドリー株式会社」は、求人を掲載するプラットフォームを運営しており、システムエンジニアを目指す方やデータサイエンスに強みのある学生におすすめ。
インターン期間は3週間で、エンジニア向けに7つのコースが設定されている。
例えばデータサイエンティストコースでは、現状サービスの課題発見と分析、施策の検証といった一連の業務を行う。
実際のシステムやデータに触れながら開発・分析を行えるので、仮説を立てて効果を測定することも可能だ。
社員からのフィードバックをもらいながら、裁量の大きな業務に携われるのもウォンテッドリーのインターンの魅力と言える。
事業内容 | マッチングプラットフォームサービス |
インターン日数 | 3週間 |
実施時期 | 8.9月 |
コース | ・iOS ・Android ・Frontend ・WebEngineer ・Backend ・Infra ・DataScience |
特徴 | ・選択肢が多く自分に合ったコースを選べる ・エントリーシート、面接、スキルの選考あり ・企画からプロダクトのローンチまで体験できる |
参考ホームページ | 詳しく見る |
4-7. LINE株式会社【長期】
「LINE株式会社」は、インターンを通じ、社員やインターン生同士のコミュニケーションを体験したい方におすすめ。
期間は6週間で、就業型のインターンがある。
インターンではチームに配属され、社員から定期的に1対1でフィードバックをもらえる。
丁寧なアドバイスをもらうことで自己理解が深まり、成長のチャンスを得られるはずだ。
また入社1年目の若手社員との交流会や役員と直に話す機会もあり、コミュニケーションがとりやすいのも魅力のひとつ。
インターンを通してコミュニケーション能力を高めたい方には、メリットが多くあるだろう。
実際に就職する場合、インターン参加者専用の本選考を受けることも可能だ。
事業内容 | アプリ「LINE」を中心としたインターネット関連事業 |
インターン日数 | 6週間 |
実施時期 | 8月 |
コース | 就業型コース |
特徴 | ・実際のデータに触れ、プロジェクトに携われる ・開発だけでなくマーケティングとの連携も体験できる ・社員からの1対1のフィードバックがある |
参考ホームページ | 詳しく見る |
5. あなたに合うインターンを探すための3つの軸
インターンは上記のおすすめ企業以外にも多くある。
無数の選択肢からあなたに合う企業を見つけるには、ブレない軸が必要となる。
以下の3つの軸を参考に、どんな基準でインターン先を探していくかを決めていこう。
5-1. 好きな業界かどうか
好きな業界が決まっている場合は、志望する業界のインターンが募集されていないか、情報を集めよう。
ひとつの業界にも多くの企業が存在するため、どの企業が良いか迷うはず。
その場合は、できるだけ多くのインターンに参加することをおすすめする。
同じ業界であれば仕事内容は大きく変わらないので、あとは細かな相性の問題。
実際に参加することで働いている社員さんの生の声が聞けるし、印象をもとに候補を絞っていける。
5-2. 望むスキルの成長ができるかどうか
あなたが就職先で身につけたいスキルや成長したい分野によって、インターン先が変わってくる。
商品開発に集中したいのであればエンジニアコースが良いだろうし、ビジネス全般を仕事にしたいのであれば業務全般を体験できるコースがおすすめ。
新卒採用の強みは、即戦力を求められる中途採用と異なり、どの業務にも就けること。
あなたが身につけたいスキルを軸にインターン先を検討してみてはどうだろうか。
注意!スキルアップなら長期インターンへ
インターンでスキルアップしてみたいと考えるなら、長期インターンに参加しよう。
数日間ではインプットのみに終わり、スキルが身につく前に終了してしまうからだ。
ある程度の期間じっくりと仕事に取り組み、アウトプットしながらフィードバックをもらうことで、あなたのスキルがレベルアップするだろう。
5-3. 給料や勤務時間などの待遇面はどうか
待遇や勤務条件も、インターン先を決める軸となる。
具体的には、以下が支給されるかをチェック。
- 勤務時間:◯時間以上〜など
- 給料:時給、日給など
- 交通費
長期インターンは有給のケースも多くあるが、短期はほとんどが無給での参加となる。
企業としても、大学生に職場を体験してもらうことがインターンの主な目的。
給料目的でインターンに参加する大学生はあまりいないかもしれないが、2つの企業で迷ったら待遇面を軸に決めても良いだろう。
※給料が支給される場合、税金に注意
家族の扶養に入っている場合、1~12月の収入が130万円を超えると扶養から外れ、家族の払う税金額が上がってしまうので注意だ。
6. インターンに受かるための4つの対策
インターンの選考においては、次の4つが用いられる。
それぞれどのように対策するか解説していく。
6-1. エントリーシートはPREP法で書く
エントリーシートは、あなたの良さを企業に伝えるラブレターのようなもの。
企業の人事担当者が最初に目にする書類なので、時間をかけて作り込む必要がある。
よく尋ねられるのは、以下の項目。
- 志望動機
- 長所・短所
- 大学で1番力を入れた取り組み
- 挫折した体験
- 自己PR
これらの項目を書く時のコツは2つ。
まず、PREP法を使って結論から書くことだ。
PREP法とは、結論→理由・根拠→具体例→結論の順序で書く方法のこと。
例:
私の長所はリーダーシップがあることです。【結論】
学生時代は吹奏楽団に所属し、団長として活動しました。【根拠】
毎年の定期演奏会では、会場設営や渉外、会計など各班との連携をとりながら、予算内で開催できました。【具体例】
バランスを見ながらチームを動かしてきたことで、マネジメント能力が身についたと考えています。【結論】
このように結論から述べることで、何が言いたいかを伝えやすくなる。
また2つ目のコツは、あなたしか書けない経験を書くこと。
「リーダーシップがあります」は、誰でも書ける内容だ。
そこに具体的な経験を入れることで、他の人には書けないオリジナリティが加わる。
PREPのEは、Experience(経験)なので、必ずあなただけの経験を盛り込もう。
もし自分の強みがわからない場合は、以下のツールを使って自己分析が可能。
ツールを利用すれば、文章作成が苦手な方でもエントリーシートの種を作れる。
- 3分間適職診断:リクナビ提供サービスで安心。
- キャリタスQUEST:29問で簡単診断、ログインや登録不要。
- 自己PR作成メーカー:質問に答えていけば自己PRが完成する。登録不要。
- ストレングス・ファインダー:有料だが約1時間かけて本気で強みを見つけられる。
6-2. 適性検査はテキストで対策する
適性検査はWeb上で行われるのが主流になっており、SPIや玉手箱などが有名。
まずはインターン先の企業が採用している適性検査を調べよう。
TwitterやInstagramで発信されていることが多いので、検索してみよう。
例えば以下のような結果が出てくる。
適性検査の種類が分かったら、テキストを購入するなどして対策が可能だ。
他にも、大手転職エージェントがWebテストの練習問題や模試をリリースしている。
十分な対策がないと不安な方は、上記のようなサービスを活用し、練習してから臨むと合格の可能性が上がるはず。
6-3. グループ・ディスカッションは十分に練習しておく
4人〜6人ほどのグループになり、与えられたテーマについて議論するグループディスカッション。
多くの企業が選考に取り入れているのは、以下のような項目が見えるからだ。
- チームへの貢献度:新しい視点、疑問を投げかけているか
- 他の人への配慮:他の発言を拒絶したり中傷したりしないか
- リーダーシップ:意見を求めたり集約したりできるか
- 主体的な態度:積極的に考えを持ち言語化できているか
これらの能力はどれだけ一人で勉強しても身につけられない。
同じ分野を志望する同級生と練習をしたり、時にはゼミの教授に助言をお願いしたりするなど、数をこなすことが重要だ。
おすすめの上達方法は、ディスカッションの様子をスマホで動画撮影し、全員で見直すこと。
議論の中で重要な発言はどれか、一番貢献できたのは誰かなど、客観的に分析できる。
あえてリーダーなど果たす役割を決め、その通りに演じてみる練習も効果的だろう。
6-4. 面接はマインドマップで考えをまとめる
面接は事前にどれだけ考えを言語化できているかが勝負。
人事担当者は何百人と学生を見てきているので、その場で取り繕った意見は見抜かれてしまう。
悪い印象をもたれないために、事前にあなたなりの回答を用意しておこう。
ただし回答を記憶して話そうとすると、文章の読み上げのような話し方になるのでNG。
要点だけを覚えておき、その場で考えながら「生の言葉」で話せるよう練習が必要だ。
言語化におすすめなのがマインドマップを使うこと。
キーワードをもとにマップを広げることで、より掘り下げた内容を話せる。
「大学生のときにやり遂げたこと」をテーマにマインドマップ例を作成してみた。
結論は「学園祭の実行委員」で、次に何が大変だったかをキーワードで書き出しマップにしていく。
マップが広がるほど具体的になるので、説得力のある話が可能となる。
面接官に深掘りする質問をされても、慌てずに回答できるはずだ。
まとめ|まずは第一歩の行動を!おすすめのインターン先HPをチェック
あなたに合うインターン先は見つかっただろうか。
もし興味がある企業があったとすれば、大切なのは1秒でも早く行動に移すことだ。
インターンの募集を眺めているだけでは前に進めない。
応募するのは不安かもしれないが、今行動しておくことで、大学4年生になった自分を助けられる。
エントリーシート作成が難しい方むけに、もう一度自己分析ツールをまとめておく。
- 3分間適職診断:リクナビ提供サービスで安心。
- キャリタスQUEST:29問で簡単診断、ログインや登録不要。
- 自己PR作成メーカー:質問に答えていけば自己PRが完成する。登録不要。
- ストレングス・ファインダー:有料だが約1時間かけて本気で強みを見つけられる。
3分から始められるツールもあるので、まずは自己理解から始めよう。
おすすめのインターン先を探すときによくあるQ&A
- インターンの選考はどのくらいの率で落ちますか?
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40%と言われることもある、より大切なのは「落ちて当たり前」の精神。
インターンとはいえ、落選するのは怖いと感じるだろう。
しかし「落ちて当たり前」と考えて行動することが大切ではないだろうか。
大学生の強みは、大きく失うものが何もないこと。
一生を左右するミスではないし、二度と立ち直れない失敗でもない。
落選しても「縁がなかった」と切り替え、さらに相性の良い企業を見つければ問題ないはず。 - インターンには何社行くとよいですか?
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2社以上がおすすめ。
本命の1社が決まっている人でも、2社目に参加することで「やはり本命が良い」と確認できるかもしれない。
仕事は人生の中で大きな時間を占める。比較対象がないまま決めてしまい、後悔する結果にならないようにしたいところだ。 - インターン参加は採用に関係しますか?
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優遇される場合がある。
すべての企業ではないが、インターン生が本選考試験をスキップできる企業は存在している。
例えば上記にもある「LINE株式会社」は、公式HPにてインターン参加者専用の選考があることを明示している。 - 報酬がないインターンは避けた方が良いですか?
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志望する企業なら、無報酬でも参加するべき。
就職した場合、1日の多くの時間をその企業で過ごすことになる。
その場所を確かめずに本選考を受けるのは、かなり無謀だろう。
インターンの目的は企業理解と、実際に働いたときの雰囲気を知ることにある。
報酬を目当てにインターンに参加するのは、そもそもの目的が違うと言えるだろう。