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仕事にやりがいは必要?やりがいを感じている500人の調査結果から全て解説

仕事にやりがいは必要?やりがいを感じている500人の調査結果から全て解説

この記事を読んでいるあなたは、「仕事にやりがいが感じられない」「どうしたら仕事にやりがいを感じられるだろう?」といった悩みを抱えているのではないだろうか。

仕事にやりがいを見いだすには、「自分はどのようなことにやりがいを感じるか」「何をすればやりがいを見いだせるか」について考えていく必要があるだろう。

今回は、仕事にやりがいを感じている500人を対象にアンケートを実施。「仕事にやりがいを感じるために努力していること」「やりがいを感じられなくなること」について調査を行った。

【調査の概要】

・調査対象:やりがいを感じている男女500人

・調査期間:2023年04月19日 ~ 2023年04月19日

・調査機関:自社調査

・調査方法:Freeasy(https://freeasy24.research-plus.net/)を使用したインターネット調査

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やりがいを感じるために努力していることランキング

やりがいを感じるために努力していることランキング

やりがいを感じるために努力していることを500人に訊いたところ、表のような結果になった。

自分だけでできることに取り組んでいる人が最も多く、やりがいを感じるために上司やクライアントに積極的に働きかけている人も少なくない。

1位:今やっている仕事をどのようにしたら楽しく感じられるかを考えている

「今やっている仕事をどのようにしたら楽しく感じられるかを考えている」と答えた人が311人と最も多く、全体の6割を占めている。

自己分析をしたり発想を転換したりすることは、周りの人への影響が少なく、比較的取り組みやすい内容だと考えられる。

仕事が楽しいと思えることが、やりがいに繋がると考える人が多いことがわかる。

2位:自分の好きなことを仕事にできないかを上司などに相談する

「自分の好きなことを仕事にできないかを上司などに相談する」と回答した人が73人だった。

自分で解決できないことを上司や先輩などの同僚に相談する人もいることがわかる。

また、自ら提案することで仕事への充実感が増すことが考えられる。

3位:クライアント(お客様)の声を聞く量を増やす 

「クライアント(お客様)の声を聞く量を増やす」と回答した人が59人だった。

クライアントの声に応えることで、達成感や手応えを感じる人は多いだろう。

やりがいを感じられる場面を増やすことが有効だと考えられる。

4位:同期よりも高い成績を出す

「同期よりも高い成績を出す」という人が47人だった。

明確な目標をもつことでやる気が出る人も多いだろう。

同期という身近な存在と競い合うことが、仕事のやりがいに繋がると考えられる。

続いて、やりがいを感じられなくなる時はどのような時かを見ていこう。

やりがいを感じられなくなる時ランキング

やりがいを感じられなくなる時ランキング

続いて、「仕事のやりがいを感じられなくなるとき」を訊いたところ、表のような結果になった。

「仕事を楽しみたい」「スキルアップしたい」「自分の能力を発揮したい」など、やりがいの感じ方は多様であることがわかる。

仕事において、自分が重要視していることが叶わないときに、やりがいを感じられなくなることが覗える。

1位:仕事が楽しくないと感じた時

1位は「仕事が楽しくないと感じた時」で269人だった。

「好きなことが仕事に活かせる」「同僚と協力できる」など、仕事をする上で感じる楽しさを重視する人が多いことがわかる。

楽しさを感じられないことで、仕事の充足感が得られないパターンは多いのではないだろうか。

2位:自分の仕事量に見合った給料をもらえなかった時

2位は「自分の仕事量に見合った給料をもらえなかった時」で183人が回答した。

自分のモチベーションを保つためには、仕事に見合った給料かどうかが重要だと言える。

仕事量に対する給料が低いと、自分の取り組む仕事に価値を見出すことができなくなってしまうと推測できる。

3位:自分のやりたいことが全くできないと感じた時

3位は「自分のやりたいことが全くできないと感じた時」で139人だった。

仕事において、自分の力を発揮することがやりがいに繋がると考えられる。

自分の特技や能力を活かせず、やりたい仕事ができないことはストレスになり兼ねない

4位:単純作業ばかりで自分のスキル向上につながらないと感じた時 130人

4位は「単純作業ばかりで自分のスキル向上につながらないと感じた時」の130人。

仕事を通して成長し、キャリアアップを図ることは、大きなやりがいとなることが考えられる。

スキル向上につながらないと感じる仕事は、モチベーションを保ちにくいのではないだろうか。

5位:クライアント(お客様)や上司などからひどい罵声を浴びせられた時 114人

5位は「クライアント(お客様)や上司などからひどい罵声を浴びせられた時」で114人が回答した。

人間関係が仕事のやりがいに影響を与えると考えられる。

理不尽な思いをすることが、仕事において悪影響となることが推測できる。

やりがいがあれば時間を気にせず仕事に没頭できる人が7割強

やりがいがあれば時間を気にせず仕事に没頭できる人が7割強

「やりがいがあれば時間を気にせず仕事に没頭できるか?」を仕事にやりがいを感じている500人に訊いた。

結果は、「はい」が72%、「いいえ」が7.8%、「どちらとも言えない」が20.2%だった。

楽しい時間は過ぎるのが短いと感じることはないだろうか。

仕事においても同様で、楽しさや充実感をおぼえる仕事は時間よりも内容に意識が向くため、長時間でも苦痛にならない人が多いと考えられる。

やりがいを感じるために努力している人は全体の75%も

やりがいを感じるために努力している人は全体の75%も

仕事でやりがいを感じている500人のうち、75.4%と多くの人が「やりがいを感じるために努力したことがある」と回答している。

仕事にやりがいを求めて努力している人が多いことがわかる。

続いて、「やりがいを感じるためにどのような努力をしているか」を訊いたところ、以下の結果が得られた。

1位:今やっている仕事をどのようにしたら楽しく感じられるかを考えている 311人

「今やっている仕事をどのようにしたら楽しく感じられるかを考えている」と答えた人が全体の6割を占めている。

やりがいを感じるために、仕事を楽しむ方法を考える人が多いことがわかる。

2位:自分の好きなことを仕事にできないかを上司などに相談する 73人

「自分の好きなことを仕事にできないかを上司などに相談する」と回答した人が73人だった。

仕事にやりがいを見出すために、周りの人に自ら働きかけることも重要だと言える。

3位:クライアント(お客様)の声を聞く量を増やす  59人

「クライアント(お客様)の声を聞く量を増やす」と回答した人が59人だった。

自分がやりがいを感じられる場面を意識して増やすことが有効だと考えられる。

4位:同期よりも高い成績を出す 47人

「同期よりも高い成績を出す」という人が47人だった。

仕事に対して明確な目標を掲げることが、やりがいに繋がると推察できる。

高い給料よりもやりがいの方が大事だと考える人が5割強も

高い給料よりもやりがいの方が大事だと考える人が5割強も

仕事にやりがいを感じている500人を対象に、「やりがいを最も感じるが給料は最低限度レベル」「給料は1,000万円以上あるけどやりがいや楽しさを全く感じられない」どちらを選ぶかという質問をしたところ、54.4%が「やりがいを最も感じるが給料は最低限度レベル」を選ぶと回答した。

給料よりもやりがいが大事だと考える人が半数以上という結果となり、仕事におけるやりがいの重要さが覗える。

また、やりがいを感じられなくなる時を訊いたアンケートでは、「仕事が楽しくないと感じた時」「自分のできないことが全くできないと感じた時」「単純作業ばかりで自分のスキル向上につながらないと感じた時」という回答が見られている。

「楽しい」「自分の能力が活かせる」「自分の成長に繋がる」といった仕事にやりがいを感じる人が多いことが覗える。

一方、やりがいを感じられなくなる時について「自分の仕事量に見合った給料がもらえないとき」という回答も多かった。

給料が少ないことは、やりがいを感じられない理由の一つだと言える。

「高い給料よりもやりがいの方が大事」と答える人が5割を超えているものの、アンケート結果が割れている理由は「仕事量に見合う給料も必要」と考える人が多いからではないだろうか。

やりがいを求めるために転職を決意した人は4割弱

やりがいを求めるために転職を決意した人は4割弱

「やりがいを求めるために転職を決意したことがあるか?」というアンケートを取った。

結果は、「ある」と答えた人が37.6%、「ない」と答えた人が62.4%だった。

先述のアンケート調査で、「やりがいを感じるため努力している」は75%だったことから、やりがいを求める人が多いことがわかる。

やりがいを求めて努力をしてもどうにもならない場合には、転職が選択肢の一つとなるだろう。

やりがい搾取を受けた経験がある人は3割も

やりがい搾取を受けた経験がある人は3割も

「やりがい搾取」のように、やりがいが得られるという名目で低賃金や長時間労働を課せられた経験があるかどうかのアンケートを行った。

結果は、「ある」が29%、「ない」が51%、「どちらとも言えない」が18.6%となり、やりがい搾取を受けた人が3割もいることがわかった。

「やりがいがあれば時間を気にせず仕事に没頭できる」と7割の人が答えていることから、やりがいは仕事の大きなモチベーションとなることがわかる。

しかし、「やりがいのある仕事だから」といって、仕事に見合った対価が得られない仕事で疲弊する人も一定数いるようだ。

やりがいを重視するあまり、不当な低賃金や長時間労働を課せられていたということにならないように注意が必要だと言える。

まとめ

やりがいがあれば、時間を気にせず没頭できるという人が多く、仕事をする上で大切な要素だと言える。

仕事にやりがいを求めて努力する人は多く、転職を決意する人も3割以上いることがわかった。

一方、やりがいという名目で不当な労働条件を課せられた人も少なくない。

仕事にやりがいを見出すことで充実した日々を送ることができるが、同時に賃金や労働時間が適正かどうかを見極めることが重要である。