フランチャイズを始めてみたいけど、儲かる人気のビジネスってなんだろう?
脱サラ・初めての起業におすすめだとされるフランチャイズ。
この記事に辿り着いたあなたは、いざフランチャイズを始めようにもどの業種・本部を選べば良いのか分からず困っているのではないだろうか?
そこで本記事では、今まさに熱い人気のフランチャイズを10個厳選して紹介する。
種類が多すぎて選びきれない…と困っている方でも、簡単におすすめの業種を把握することが出来るはずだ。
またその他にも、フランチャイズのメリットや本部を選ぶ際の注意点についても解説。
この記事を読めばフランチャイズを始めるために必要なことがまるっと分かり、脱サラ・起業の実現に一歩近づくことが出来るだろう。この記事を読みながら、様々なFC案件募集まとめサイトに登録して案件を精査してもらいたい。
FC案件まとめ比較サイトはアントレ等がある。20年の運営実績、リクルートグループから独立した企業なので信頼できる。ちなみに、アントレで会員登録さえすれば独立開業スーパーガイドも無料で貰えるので、まずは登録だけしておくことをおすすめする。
20代でフランチャイズに300万円で加盟
監修者:岸田佳祐
3行でわかる! まとめ
- 儲かるフランチャイズは需要・社会情勢によって変化するので慎重な判断が重要
- 自分が「やりたい」と思えるかどうかも大切 ※儲かるから〜は危険度高い
- 悪質な本部に入ると詐欺に遭う可能性もあるのでリサーチは綿密に行おう
※必ず儲かるビジネスは存在しないので注意。記事の最後にも記載していますが同じビジネスモデルでも時流によって結果は変わるので意思決定は慎重に行ってください。
1.儲かるフランチャイズ経営とは?失敗しない業種の選び方4選!
フランチャイズを始める動機はそれぞれでも、あなたの最終的な目的は”稼ぐこと”であるはず。
しかし今のあなたは、稼ぐこと以上に「収支が合わず大赤字になること」を恐れているのではないだろうか?
そんなあなたに向けてここでは、失敗する可能性が低く・儲かるフランチャイズの選び方を4つ紹介する。
今後フランチャイズについて調べる上でも役立つ情報なので、是非一通り目を通してほしい。
1-1.ビジネス自体に需要があるか
フランチャイズで儲けるためには、何よりもまず需要があり顧客を獲得しやすい業種・業態を選ぶことが非常に大切。
需要がないビジネスにはそもそもお客さんが入らず、稼ぎも出ないためただ赤字を叩き出すだけの結果になってしまうので注意が必要だ。
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会による「フランチャイズチェーン統計調査」の資料に目を通し市場規模は必ずチェックしておこう。
需要がある業種とは、例えばエステやフィットネス等の人のコンプレックスに訴求するビジネスなどが挙げられる。あるいは、ゴルフや介護のように日本における高齢化に伴い需要が間違いなく増加すること業種は好ましい。
またその他にも高齢者向けの介護事業・SDGsを意識したリサイクル事業など、”長い目で見た世間の潮流”に合っているのも、儲かるフランチャイズの特徴だろう。タピオカ屋などの流行りモノは避けたほうが良い。
20代でゴルフラウンジを開業
監修者:岸田佳祐
1-2.競合店舗に対し差別化することが出来るか
いくらフランチャイズ業界の中で人気があり需要の高い業種でも、競合他社が多く存在する場合価格競争に巻き込まれる可能性がある。
価格競争は自店舗の営業利益をさげて廃業リスクを高めるために避けるべきだが、そこで重要になるのが”他店舗との差別化”。
提供するサービス内容・ターゲット層などで差別化を行える業種であれば、競争を避けて確実に自店舗の売上を拡大していくことが出来るのだ。
実際に中小企業庁が実施した「差別化への取組の業績への影響」の調査でも、差別化施策の実施によって平均2〜3割売上が向上したというデータが出ている。
差別化を行いやすい業種としては、主にサービス業や複数商品を扱える飲食店などが挙げられる。
プランやメニューの組み合わせを自ら考え、試行錯誤が可能な業種を選んでみよう。
1-3.今までの経験を活かすことが出来るか
その業種の中における経験の有無も、フランチャイズを選ぶ際の指標になる。
というのも飲食・介護・小売などの業種で一度でも働いたことがあれば、そのサービスを利用するお客さんのニーズを比較的つかみやすいからだ。
そしてその経験を元にお客さんに刺さる有効な施策や戦略を打ち出せれば、より大きな稼ぎにも繋がるだろう。
勘違いしないでほしいが、もちろん未経験の職種・業種でも十分フランチャイズで成功でき、現状として未経験から始めようと考えている方の数も決して少なくない。
フランチャイズWEBリポートの「2022年フランチャイズ意識調査」でも、フランチャイズを検討する約2割の人が未経験業種への出店を考えていると回答している。
そもそもフランチャイズ自体が未経験からでも挑戦しやすい仕組みであり、今からでも勉強や調査を行えば平均以上の儲けを出せるようになるだろう。ただ、言わずもがな経験をしている方が成功確率は高い。
筆者もゴルフ周りのWEB集客と掛け合わせてプライベートゴルフラウンジを開業する意思決定をした。
1-4.自分が「やりたい!」と思えるか
今まで3つのポイントを解説してきたが、別の枠として重要なのは「あなたがモチベーションを持って取り組めるか」だ。
フランチャイズで稼ぐには、本部のノウハウを真似するだけでなく自分で考えて創意工夫することも非常に大切になる。
ただ本部に言われるがままで依存するのではなく、如何に「有効だけど誰もやりたがらないこと」を追求できるかが、儲かるためのコツなのだ。筆者も、儲かりやすそうだから大田区の大森山王に出店したが後悔している。縁もゆかりも無い土地での商売より、土地勘や愛着のある地域で商売するほうが有利な場合もある。
また、いくら稼ぎが良いビジネスだとしても、やる気が続かなければ結局少し稼いだだけで初期投資を回収する前に辞める事にも繋がりかねない。
世間的な人気・稼ぎやすさに目が行きがちかも知れないが、最終的には自分の意思や直感も大切にしながら、最適なフランチャイズを見つけてみてほしい。
2.フランチャイズ人気業種のおすすめランキング10選
フランチャイズを始めたいけど、色々ありすぎて何を選べば良いのかわからない…
というあなたに向けて、フランチャイズの中でも特に人気で儲かりやすい業種を10個厳選して紹介する。
どれも「今」需要があり稼ぎやすいものばかりなので、一通り目を通してどのビジネスで始めるかの参考にしてみよう。
2-1.無人ゴルフ
必要な初期投資金額 | 2,000万~3,000万円 |
ロイヤリティ | 1店舗あたり月額20万円など |
メリット | ・お店に立つ時間がゼロ ・人件費を抑えられる ・客単価が高め&月額制なので集客次第でガッツリ稼げる |
デメリット | ・開業に必要な自己資本が大きい ・設備のメンテナンス等にお金がかかる ・無人なので顧客・施設管理には注意が必要 |
無人ゴルフとは、シミュレーターを用いたインドアゴルフのサービスを提供するビジネス。
基本的には自主練場なのであなた自身がお客さんに指導する必要がなく、ゴルフ初心者でも開業しやすいのが特徴だ。
また収入が入会金+サブスク制で、安定して利益を上げやすいストック収入を見込める点も無人ゴルフのメリットの一つ。
一度入会さえしてもらえれば、退会が続出しない限り利益が入り続けるため安定した収入を期待できるだろう。
更に2021年レジャー白書に依ればゴルフ練習場の市場は2年連続の成長傾向にあり、そうした状況も無人ゴルフをおすすめできる理由の一つだ。矢野経済研究所によると、このコロナ禍で約81万人の新規及び復活ゴルファーが出現し、
その内の約22万人が女性ゴルファーとの情報も出ている。高齢化社会において年齢層高めのユーザーにアプローチしつつも、若手ゴルファーも増えているので産業としては狙い目だと考えることもできる。
ただ開業に必要な加盟金が300万円、資本が2,000万以上・ロイヤリティも一例では月額15万〜と少々高額で、失敗した際のリスクが大きいのはデメリットといえる。
ちなみに2022年に筆者はゴルファーズ24に加盟した。23年1月オープンなので様子が気になった方はぜひフェイスブック(筆者=きしだけいすけ)から気軽に連絡してほしい。
また無人営業ゆえの店舗管理や、設備のメンテナンス費用が必須である点には注意が必要だろう。
ロイヤリティや初期投資の金額に関しては本部によってまちまちなので、気になる方は是非複数の本部を比較して最適なフランチャイズを見つけてみよう。
20代でフランチャイズに300万円で加盟
監修者:岸田佳祐
下記の記事では、インドアゴルフのビジネスモデルを紹介している。
黒字化計画なども解説しているため、ゴルフでフランチャイズ計画を立てている方は確認してほしい。
2-2.ハウスクリーニング
必要な初期投資金額 | 10万~300万 |
ロイヤリティ | ・月額定額制:30,000~90,000円 ・売上変動制:5~17% |
メリット | ・100万円以下の低額から始められる ・高齢者や共働き世帯の増加で需要が増えている ・リピーターを獲得出来れば安定して稼げる |
デメリット | ・価格競争が激しい ・お客さんと直接やり取りするためクレームを受けやすい ・ある程度の体力や仕事に対する柔軟性が必要 |
ハウスクリーニングは、なるべく手堅く稼ぎたいと考えている方におすすめのフランチャイズだ。
というのも、ハウスクリーニングでは店舗や在庫を持つ必要がなく、基本的な掃除道具を揃えさえすれば仕事を開始できるから。
そのため他のフランチャイズと比較しても、圧倒的な小資本で始められるため脱サラ起業の第一歩としては非常に人気のある業種なのだ。
また少子高齢化・共働き世帯の増加によって、需要がうなぎ昇りになっているのも魅力の一つ。
自分で掃除ができない高齢者・仕事で時間が取れない共働き世帯など働き口が非常に多く、更にその中でリピーターを獲得すれば安定して稼げるようになるのだ。
つまりハウスクリーニングは、少ない額で始められて黒字にしやすい”低リスク・ミドルリターン”の穴場ビジネスだと言えるだろう。
掃除のノウハウに関しても研修でしっかり教えてもらえるので、気になる方は是非資料請求などで情報を集めてみては如何だろうか。
参考)アントレ – ハウスクリーニングカテゴリー
下記の記事では、ハウスクリーニング市場を引っ張る「おそうじ本舗」が紹介されている。
市場が拡大している理由なども解説しているため、ハウスクリーニングでフランチャイズ計画を立てている方は確認してほしい。
2-3.移動販売・キッチンカー
必要な初期投資金額 | 120万~300万 |
ロイヤリティ | 定額制:月額30,000~ 変動制:売上の6%程度 |
メリット | ・料理加工の研修があるから料理が苦手でも挑戦できる ・出店場所のサポートもあるから集客しやすい |
デメリット | ・食品を扱うため衛生管理が大変 ・営業するための許可申請など手続きが面倒 |
移動販売・キッチンカーは、なるべく支出を抑えながら食品系の業種で始めたい方におすすめのフランチャイズ。
実店舗がある食品系フランチャイズは一般的に初期費用が高額な傾向にあり、例えばコメダ珈琲では総額1億近い金額が必要なことも。
その点移動販売であれば車と最低限の機材を揃えれば良く、コストとして必要な金額も最低100万円前後・最高でも300万円程度なので、圧倒的に低コストで開業することが出来るのだ。
そんなキッチンカーのメリットは、何と言っても「出店場所を移動できる」ということ。オフィス街や大学・ショッピングモールなど、場所に縛られず”一番集客しやすい所”を選んで営業出来るのが魅力だ。
また昨今ではキッチンカー自体にも需要が高まっており、株式会社3A による調査では実に9割以上の人が「キッチンカーを利用したことがある」と回答している。
お客さん目線でも気軽に利用できるため、そのメリットを活かせれば少ないコストでガッツリ儲けることが出来るだろう。
ただ飲食に関わる仕事である以上、衛生管理には細心の注意が必要。仮に食中毒を起こせば最悪の場合、慰謝料を支払う可能性もあることは覚えておこう。
下記の記事では、キッチンカーの現状やビジネスモデルを紹介している。
おすすめのアプリなども紹介しているため、キッチンカーでフランチャイズ計画を立てている方は確認してほしい。
2-4.スマホ修理
必要な初期投資金額 | 100万~200万 |
ロイヤリティ | 定額制:月額5,000~100,000円 変動制:3~10% |
メリット | ・スマホ需要の増加でビジネスチャンスが大きい ・パターンを覚えればすぐ仕事になる ・修理部品が安価で支出が少ない |
デメリット | ・自宅で開業できない場合店舗費用がかかる ・細かい手作業が苦手な人には向かない |
スマホ修理は、主に細かい手作業が得意・苦にならないという方におすすめ出来るフランチャイズだ。
パネルのひび割れ修理やバッテリー交換などを主に行い、修理の手法もある程度のパターンを覚えれば出来るので未経験からでも挑戦可能。
また昨今ではコロナ禍の影響もあってスマホの需要は増えていて、令和2年の総務省調査では60再世代でも8割の方がスマホを保有している。
スマホ所有者の増加に比例する形で市場も拡大傾向にあり、スマホ修理ビジネスは現在比較的稼ぎやすく旬なビジネスの一つだと言える。
更には自宅開業可能・修理部品も比較的安価で費用を抑えられるのも、スマホ修理ビジネスの魅力の一つだ。
今後も出張修理などで拡大の余地があるビジネスなので、まだ自分の地域にスマホ修理の店舗がない!と言う場合は、十分に挑戦する価値のあるフランチャイズだろう。
下記の記事では、スマホ修理の現状や市場拡大の理由を紹介している。
スマホ修理でフランチャイズ計画を立てている方は確認してほしい。
2-5.高齢者向けの弁当宅配サービス
必要な初期投資金額 | 100万~300万円 |
ロイヤリティ | 定額制:月額10~30万円 変動制:売上の5~10% |
メリット | ・高齢化により需要が高まっている ・固定費があまりかからないので収益性が高い ・保健所の許可が下りれば自宅でも開業出来る |
デメリット | ・参入障壁が低く大手が進出してくると経営が厳しくなる可能性も ・弁当以外のところで差別化しないと稼ぎづらい |
高齢者向け弁当宅配サービスは、料理が難しい高齢者世帯に対して弁当を作って届ける介護系のフランチャイズ。
昨今の日本は2025年には人口の3割が高齢者になると言われており、今後もニーズの拡大が期待できるビジネスだ。
基本的な作業は本部から届いた食材を湯煎など簡単な加工をして盛り付け、それを届けるだけなので調理未経験でも安心して始められる。
また1日60食前後であれば自分で配達出来るため人件費を抑えることができ、また保健所の許可が下りれば事務所を借りずに自宅で開業することも可能。
このように開業にかかる費用を抑えつつ、気軽に始められるのも高齢者向け弁当宅配サービスの魅力だ。
ただ「弁当を作って届ける」という単純な作業であるが故に、他のサービスと差別化するにはサービス面での独自性を出す必要がある。
稼げるようになるには接客や対応などを工夫して、「あなただから買いたい」と思ってもらうことが重要になることは覚えておこう。
下記の記事では、高齢者向け食品の国内市場の規模を紹介している。
高齢者向け弁当配達サービスでフランチャイズ計画を立てている方は確認してほしい。
2-6.セルフエステ
必要な初期投資金額 | 450万~1,000万 |
ロイヤリティ | 変動制:5~13% |
メリット | ・サブスク契約で収入が安定しやすい ・通常のサロンと比べて人件費を削減出来る ・低価格でサービスを提供でき20代女性からの支持が熱い |
デメリット | ・開業にかかる費用が高め ・機器トラブルなどが起こりやすい |
美容系でフランチャイズを始めてみたいけど費用は抑えめが良い…という方には、セルフエステがおすすめ。
通常美容系の営業には店舗・設備費含め1,000万以上の資金が必要になるが、セルフエステのフランチャイズ経営なら自分の資金に合わせた経営が出来る。
もし資本が少ない場合は機器の数を減らしたスモールスタートも可能なので、いきなり1,000万規模の資本を用意できなくても経営が成長するに連れて規模を少しづつ拡大していけるのだ。
また基本的な収益はサブスク式なので、機器の台数が少なくても集客さえ出来れば安定して収益を出せるだろう。
更にエステティシャンを雇う必要がなく、人件費を抑えられるのもメリットの一つ。
費用を抑えられる分低額でサービスを提供できるので、若い層を中心に集客がし易いのも魅力だ。
ただセルフエステでは効果の強い業務用マシンをお客さん自身が使用するため、国民センターの注意喚起にもある通りどうしても機器トラブルはつきもの。
開業する場合は上記にある国民センターの発表などを参考に、設置を検討しているマシン等に関する情報収集も欠かさず行おう。
下記の記事では、セルフエステのトラブル事例を紹介している。
トラブルを避けるためにも、セルフエステでフランチャイズ計画を立てている方は確認してほしい。
2-7.中古・リサイクル
必要な初期投資金額 | 100万~500万 |
ロイヤリティ | 売上の5%前後 ロイヤリティ0円の本部も存在 |
メリット | ・市場が急成長していて集客し易い ・ブランド品から家電まで幅広い商品を扱える ・買い取った商品は本部の販売ルートで売れるから在庫が残らずづらい |
デメリット | ・専門性が高く研修が緩いと稼ぎにくい ・実店舗を必要とする場合必要な費用が跳ね上がる |
中古品の買い取り・リサイクルは、SDGsに関連した環境にやさしいビジネスをやってみたい!という方におすすめのフランチャイズ。
そんな中古・リサイクル系フランチャイズの特徴は、在庫を抱える危険性を最大限減らせるということ。
買い取った商品は基本的に本部が用意する販路から売却出来るため、買い取ったまま収益化できない…というリスクがほとんどないのだ。
また環境省の調査によれば2025年には市場規模が2兆5000億に達するなど、中古市場が急成長しているのもおすすめポイントの一つ。
特にブランド品や家電などは自ら適正価格を定め難いため、プロに見てもらいたい顧客が多く集客にも困る心配も少ないだろう。
実店舗を必要とするため開業資金がかさみがちだが、需要・稼ぎやすさでは環境ビジネスの中でも随一なフランチャイズだと言えるはずだ。
下記の記事では、中古・リサイクル業界の現状について紹介している。
市場規模が大きくなっている理由なども解説しているため、中古・リサイクルでフランチャイズ計画を立てている方は確認してほしい。
参考)アントレ – リユース・リサイクル
2-8.結婚相談ビジネス
必要な初期投資金額 | 40万~100万円 |
ロイヤリティ | 定額制:月額10,000円ロイヤリティ0円の本部も多数 |
メリット | ・晩婚化・再婚需要増加の影響で需要が高まっている ・無店舗経営が可能で初期費用を抑えられる |
デメリット | ・守秘義務などを厳格に守らなければならない ・成約に至らないとストレスが溜まることも |
結婚相談ビジネスは、人と話すのが好き・人の幸せに直接関わりたいというかたにおすすめのフランチャイズ。
その名の通り結婚願望のある人のためにパートナーを斡旋し、結婚成立までをサポートするビジネスだ。
「マッチングアプリにお客さんを取られて、結局あまり稼げないんじゃないの…?」
と思うかもしれないが、実際アプリで出会うには高度なコミュニケーション能力などが必須で、利用しても中々出会えないという方も多く存在している。
結婚相談ビジネスでは、そう言ったアプリを活用しきれないけど結婚したい!という方を対象にしているため、安定した集客を実現できるのだ。
また本部によってはZOOM等を利用したサービスを展開している所もあり、無店舗経営が可能で開業費用を抑えやすいのも魅力の一つだと言えるだろう。
ただ成約が直接収益に繋がるビジネスであるため、ドタキャンされる等お客さんの身勝手でやり取りが白紙に戻りイライラしてしまうケースも。
おせっかいで人の役に立ちたい!という方にはぴったりなビジネスだが、それと同時に辛抱強さも重要である点は覚えておこう。
下記の記事では、婚活を始めた理由についてのアンケートの結果を紹介している。
婚活の現状などについても解説しているため、結婚相談ビジネスでフランチャイズ計画を立てている方は確認してほしい。
2-9.コンビニ
必要な初期投資金額 | 200万~300万 |
ロイヤリティ | 粗利益に対する変動制:35~70% |
メリット | ・圧倒的なブランド力のお陰で集客が容易 ・流行に左右されづらい ・多店舗展開も目指せる |
デメリット | ・契約期間が長い(10年~) ・人材が見つからなくても営業を続けなければならない |
コンビニ経営は、フランチャイズの中でも特に定番で人気の高い業種がいいという方におすすめのフランチャイズ。
実際全国20,000店舗以上を持つセブンイレブンでは、総店舗の98%以上がフランチャイズ経営であることからも、コンビニ経営の人気が伺える。
コンビニ経営の特徴は何と言ってもブランド力が非常に強く、広告などを打たなくても勝手にお客さんから来店してくれるということ。
また実店舗が必要な小売り系フランチャイズの中でも開業に必要な資金が少なく、多店舗展開を目指せるのも魅力の一つだろう。
ただ大手チェーンの「ドミナント戦略」で同じ地域に複数店舗が存在する場合、収益が一気に低下する可能性がある点には注意が必要。
複数店舗を経営する前提なら問題ないが、一店舗に特化して稼ぐには向かないということは覚えておこう。
2-10.ジム・フィットネス
必要な初期投資金額 | 300万~1,000万 |
ロイヤリティ | 定額制:5~15万円 変動制:12~15% |
メリット | ・収益率が圧倒的に高く平均で年収500万 ・トレーニング需要が拡大している |
デメリット | ・設備費が高額 ・24時間制の場合は顧客の管理に細心の注意が必要 |
ジム・フィットネスは、他の業種の中でも特に収益率が高く年収1,000万も狙えるフランチャイズ。
基本的な収益は月謝制でストック収入を狙え、更にロイヤリティも定額制のケースが多いため、会員数を稼げばそれだけたくさん稼げるのが特徴だ。
例えば「エニタイムフィットネス」オーナーの中には、年収2,400万を達成した人もいるほど。
この例は極端なものだが、通常でも標準的に年収500万はコンスタントに狙えるため安定して稼ぎたいなら挑戦する価値はあるだろう。
ただ設備費などが高額で、開業するためには500万前後の自己資金が必要になる。
そのためジム・フィットネスのフランチャイズは、ある程度貯金があり脱サラ起業したい!という方におすすめだ。
下記の記事では、ジム・フィットネス業界の変化について紹介している。
業界の最新トレンドやジム・フィットネス市場のこれからについても解説しているため、ジム・フィットネスでフランチャイズ計画を立てている方は確認してほしい。
3.初めての起業・独立にフランチャイズ経営が人気な理由3選
ここでは「脱サラ・初起業にはフランチャイズがおすすめ!」と言われる理由を3つ紹介する。
5分でフランチャイズのメリットが分かるので、始めようか悩んでいるなら是非目を通して欲しい。
3-1.本部が持つノウハウをガッツリ活用できるから軌道に乗せやすい
通常の起業では店舗経営の手法を自ら勉強・試行錯誤する必要があり、そこにかなりの時間を割かないと利益を出すのは難しい。
しかしフランチャイズなら、他店舗の営業実績や成功事例に基づくノウハウを研修などで教えてもらえる。
そのため初心者でも経営を軌道に乗せやすく、個人で独立するよりも圧倒的に早く黒字化出来る可能性が高いのだ。
しかしそのノウハウはある意味での”規則”に近く、個人経営とは違って自由度はそこまで大きくない点には注意が必要。
ただフランチャイズで店舗経営の経験・成功体験を積めば、今後自分でお店を持つ際に成功する確率を上げることにも繋がるはず。
以上のことから独立・起業において、ノウハウが揃っているフランチャイズを始めることは最適な一歩だと言えるだろう。
3-2.開業資金を抑えて始められるので起業リスクが比較的少ない
フランチャイズで店舗を開業する場合、開業時の建物・設備の費用を本部が負担してくれるプランも存在する。
その場合、一般的に個人で開業すると1,000万円の資金が必要な所を300〜500万程度に低く抑えられるのだ。
独立・起業における赤字のリスクを減らせるのは、初めて起業する方にとっては非常に嬉しいポイントだろう。
またフランチャイズに加盟すれば、立地などの諸条件が似ている他店舗の実績を元に信頼性の高い事業計画書を作成でき、金融機関からの融資を受けやすくなる側面もある。
脱サラして起業したいけど資金面のリスクが不安…
という方にとって、フランチャイズはうってつけの手段なのだ。
3-3.売るべき商品がしっかりと決まっている
フランチャイズでは、小売店なら商品・サービス業ならプラン内容など売るべきものが既に決まっている状態からスタート出来る。
またそれらの商品・プランは他の店舗でも実際に売れているため、販売実績は十二分。
そのため「広告・宣伝は頑張っているのに商品が売れない…」という事故が起こりづらく、あなたの努力がしっかりと反映されやすいのである。
もちろん流行りなどの影響で売れなくなる可能性はあるが、事前のリサーチをしっかり行えばそのリスクも抑えられる。
「どうすれば売れるか・お客さんが来てくれるか」に集中でき成果を挙げやすいというのも、フランチャイズが初めての起業に人気な理由の一つだ。
4.フランチャイズ経営の本部を選ぶ際の注意点4選
フランチャイズの本部を選ぶとき、絶対にチェックしておくべきポイントを4つ紹介する。
ここで解説するポイントは殆どが説明会で質問すれば分かることなので、参加した際には忘れずに確認しておこう。
逆にこれらの内一つでも回答を渋る本部は信頼性にかける可能性が高いので、その時点で切り捨てるもの一つの基準として有用だ。
4-1.日本フランチャイズチェーン協会に加盟しているか
日本フランチャイズチェーン協会とは、経済産業省によって認可され1972年に設立された組織。
国内における健全なフランチャイズビジネスの発展を目的としており、加盟には厳格な条件が設けられているのだ。
悲しいことに、現在も加盟金を回収することだけを目的とし十分なサポートも行わないような悪質なフランチャイズ本部も一定数存在している。
しかし協会に属している本部を選べば、経営支援などで誠実なサポートを受けることができ、より安心して独立への一歩を踏み出せるだろう。
ただ誤解のないように言っておくが、「フランチャイズ協会に加盟していない=確実に悪質な本部」というわけではない。
加盟しているか否かはあくまでも参考程度にし、その他にもあなた自身でリサーチをして最終的な決断を行おう。
4-2.開業・運転資金は自分の許容範囲か
当然だが、フランチャイズを始めるための必要資金の額も必須のチェック項目だ。
具体的な例としては、加盟金・保証金・店舗設置費用・初期仕入れコストなどが挙げられる。
またその他にも、人件費や家賃など実際に経営していく中でかかる費用に関する確認も怠ってはならない。
これらの情報は説明会にいけば教えてもらえるので、その情報を元に自分の資金と相談しながら加盟の是非を決めよう。
4-3.本部から十分なサポートを受けることが出来るか
フランチャイズを始めるにあたって、成功するためにはFC本部のサポートは必須。
サポートが薄い本部だと、例えば経営が上手くいっていない場合でも自力で何とかする必要が出る可能性も。
具体的なチェック項目としては、研修の有無や内容はもちろん、スーパーバイザーの数と加盟店の比率などがある。
特に経営初心者の場合支援が少ないとかなりの痛手になるので、あなたにとって必要なサポートを受けられるかはマストで確認してほしい。
4-4.既にある店舗の収益・初期投資の回収期間の目安はどうか
他店舗の実績は、説明会に参加した際に確実に見てほしいポイントの一つだ。
全店舗中で黒字化しているのは何割か・赤字店舗の要因はなにか等、収益周りの情報は細かく聞いておこう。
またその他にも、初期投資の回収期間のチェックも外してはならない。
回収期間が長いとランニングコストがあなたの資金を食いつぶして倒産…ということも有り得るので、無理なく経営できる本部を探してほしい。
ちなみに一般的な回収期間としては3年前後が平均的で、2年以下の場合は特に優秀な本部と判断される。
当然、立地等によって左右されるので、一つの基準として参考にしてみてほしい。
5.フランチャイズ経営募集をしているおすすめのFC比較サイト3選
最後に、フランチャイズ本部を探す際に使える比較サイトを3つに厳選して解説する。
どれも求人の掲載数が比較的豊富な一方で被っていない場合も多いため、フランチャイズを比較する際は複数のサイトを利用しよう。
5-1.アントレ
「アントレ」は、フランチャイズに必要な情報を集めたいなら必須の比較サイト。
独自の教材でフランチャイズの勉強が出来る他にも、開業だけでなく副業で始める際のヒントも知ることが出来る。
またオーナーレポートという形で実際に働いている方の声が見られるので、応募前の情報収集にはうってつけだろう。
今からフランチャイズを始めたい方から事業拡大を狙う方まで幅広く活用出来るので、まだ比較サイトを利用していないなら是非登録しておこう。
5-2.FC比較.net
フランチャイズ比較.netは、比較サイトの中でも特に長い15年の運営実績があるフランチャイズの比較サイト。
毎週月曜に登録ユーザーの中で人気のあるフランチャイズのランキングを発表しており、どの本部が人気なのかを知りたいなら必見だ。
またFC比較.net経由で応募するとFCエージェントが尽き、相談から契約までの手厚いサポートを受けることも可能。
また先着で祝い金10万円を獲得できるチャンスもあるので、FC比較.netで気になる求人があれば積極的に応募するのが良いだろう。
5-3.フランチャイズの窓口
フランチャイズの窓口は、会員25,000人以上もいる国内最大級のフランチャイズ比較サイト。
全国津々浦々、各地のフランチャイズを比較できるのが特徴だ。
また飲食などの定番な業種に加えてクリーニングや介護など今熱い求人も扱っているため、幅広い業種からあなたに合ったものを探せるのも魅力の一つ。
更にオフラインのFCイベントも開催しているので、より多くの企業と出会いたい!という方にもおすすめなフランチャイズ比較サイトだ。
6.儲かるフランチャイズ選び まとめ
今回は、フランチャイズについて今人気の業種からおすすめの理由・注意点を解説してきた。
中にはこの記事を読んで、「自分も起業して一気にお金持ちになるぞ!」と考えている方もいるかもしれないが、実際の決断は慎重に下すべきだ。
というのも、「いまブームだし乗っかれば自分も大金持ちに…」という軽い理由で起業すると、とんでもない結末が待っている可能性があるから。
実際にあった例としては、以下のようなものが存在する。
- 地銀勤務・年収1,000万で妻子持ち。刺激のない生活に飽きて独立を決意
- 当時ブームだった「白鯛焼き」のフランチャイズを開始
- 大ヒットし1店舗で月収300万超え・手取り年収5,000万に
- しかしブームが去り、客足も途切れ業績急降下
- 最終的に3,000万の借金・借金取りに追われる毎日へ
いくら「今」流行っていても、一時的なブームはそう長く続かない。
あなたがフランチャイズを始める時には、目先の利益だけでなく今後の推移も含めて慎重に決断して欲しい。
この記事が、あなたの独立・企業の夢を叶えるための一歩になれていれば幸いだ。
フランチャイズ経営に関するQ&A
- ゴーストレストランのFC加盟ってどうなんですか?
- 結論、なるべく資金を抑えて・素早く飲食で開業したいならアリだろう。ゴーストレストランは数十万~、店舗工事が不要なので最短数週間で開業できる。
また既に飲食店を経営している場合は単純に販売のチャンネルが増え、オンラインで完結し立地による影響を受けないため、売上アップにも繋がるだろう。
ただUberEat・出前館などのサービスに依存するため、そのサービスの停止=売上の低下になるリスクには注意しておこう。
(参考サイト)飲食店ドットコム「流行のゴーストレストランは自宅で開業できる?必要な設備や資格、開業方法を紹介」
- フランチャイズをおすすめできる人の特徴は?
- 大きく分けて3つある。
まず1つ目は、始めたての頃に本部が提示するノウハウ等に則って経営が出来る人。独自性を出すことは確かに大切だが、特に経営初心者ならまず素直にノウハウに従って結果を出せることが大切だ。
2つ目には、他店舗の成功を自分の糧に出来る人が上げられる。ただ嫉妬して終わるのではなく、「あの店舗でできるなら自分にも出来るはず」というマインドを持てる事が、フランチャイズで成功する特徴の一つだろう。
最後の特徴は、本部に頼りすぎず自力で考えて行動できる人だ。フランチャイズでは確かに本部からのサポートがあるが、そこに依存ばかりする人はフランチャイズを始めるのはおすすめしない。
(参考YouTube)フランチャイズチャンネル「フランチャイズが向かない人について!」
- フランチャイズを始めたいけど何からすれば良いのか分かりません
- まずはフランチャイズの比較サイトから、目ぼしい求人を見つけて本部が開催する説明会に参加し徹底的に情報を集めよう。ここでのポイントは、複数の本部の説明会に参加してそれぞれを比較検討すること。くれぐれも一つの本部を見ただけで加盟の判断をすることは避けよう。
見るべき比較サイトは「おすすめのFC比較サイト3選」、説明会で聞くべき内容に関しては「フランチャイズの本部を選ぶ際の注意点4選」で解説している。フランチャイズを始めたいなら、忘れずにチェックしておいて欲しい。
- 資金が足りなくて加盟・開業することが出来ない可能性があり困っています
- 開業に必要な資金が足りない場合は、銀行から融資を受けるのが一般的な手段になる。フランチャイズの場合は他店舗の営業実績から今後の営業計画を具体的に立てやすく、個人で独立するよりも圧倒的に銀行からの支援を受けやすいのだ。もちろん融資される金額はケースバイケースだが、資金が足りず困っているならまず営業計画書を作成し、銀行に相談してみよう。
またその他にも、「小規模事業者持続化補助金」「キャリアアップ助成金」と言った、フランチャイズの開業に使える補助金も複数存在している。もし条件に当てはまる場合は、これらも活用してほしい。
(参考サイト)フランチャイズ比較ネット「フランチャイズの開業資金はどう工面する?銀行融資や補助金の選択肢は?」
参考)